――今回はお色気シーンも多いですが、抵抗はありませんでしたか?
抵抗はほとんどなかったです。原作の中でインパクトもあって大事な部分だと思っていましたし、パンツが見えるシーンはめちゃめちゃこだわって、10枚くらい下着を用意してもらって、どれが一番いいかなって真剣に考えました。原作に一番忠実なものをチョイスして、個人的には大満足です(笑)。いちごのパンツで、多恵のかわいらしさが出るようにしました。30代の女性が将棋をしっかりやっているけど、いちごのパンツを履いてるっていう、そのギャップってかわいいなって。一番ストイックに撮ったシーンです。
――ともに主演を務める伊藤さんの印象を教えてください。
すごく面白い方です。静かな方だと思っていたので、ナチュラルに盛り上げてくださいました。セリフが終わってからもコミカルなアドリブをずっとされているので、監督がずっと止めないんです。私はおしとやかなキャラだったので、柏木由紀として突っ込みたくなることが何度もあったんですが、グッとこらえていました(笑)。
――伊藤さん演じる大河の魅力はどんな部分だと思いますか?
何事にもまっすぐに全力で取り組むところ。特に、多恵に対してとにかくアピールしようといろんな試行錯誤をするんです。何にも後先考えずに、思ったことをまっすぐ伝えたり一生懸命な姿がすごく愛されるキャラクターだなって思います。あんなに心を閉ざしている人がたった一人の女性と出会ったことで、あんなに変わるなんて。恋ってすごいなって思いました。
―-ビジュアル面でこだわった部分はどんなところですか?
今回、メイクは自分でやっているんです。たれ目が特徴的なキャラクターなので、メイクでがんばって寄せてみたりしました。一番のポイントは、たれ目にしたアイラインと口の色の絶妙なピンク。派手じゃない、OLさんのような大人なピンクを使って、かわいらしく見えるようにしました。眼鏡もこだわりました。小学校の時に眼鏡をかけていたので久しぶりにかけて、結構しっくりきましたね。
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