亀梨が難役に挑む
今回亀梨が演じるのは、強盗殺人犯の弟という特殊な役どころ。演じるに当たり「“難しさの壁”にぶつかった」と言い、深川栄洋監督と役について日々コミュニケーションを取っていたという。
「表現する、演じるということにおいて、受け取ってくださる視聴者の方にしっかり伝わることが大切です。でも今回の役は、涙が出てこなくていいけど、心ではすごく泣いていて欲しいとか。
表に出てこなくていいけど、とにかく心臓が早くなって息ができなくなっていてほしいと監督から言われました」と苦労を語る。
続けて、「心臓の奥の方を監督にくちゅくちゅされているような、立ち回りや表現力じゃない、見えない部分を求めていただいたと思います」と振り返った。
さらに、佐藤も「これまで(舞台や映画)いろんな形で多くの人に愛されている作品ですが、ドラマ版として違う『手紙』という作品になっています。
先ほども話しに出た監督の面白い演出というのは、僕でいうと、人を殺めて下を向いてつぶれそうになっている時だからこそ、少し笑うっていうか。その感情に真っすぐな表現ではないけど、人間ってそういうものだよね、と演出をつけてくださった印象があります」と明かした。