蓮見杏子(常盤貴子)は、かつて優秀な若手弁護士として活躍していたが出産を機に引退。専業主婦として、2人の子どもと夫である東京地方検察庁・特捜部長の壮一郎(唐沢寿明)と共に幸せな日々を送っていた。しかし、その生活が一瞬にして崩れる。壮一郎の汚職疑惑、さらに女性スキャンダルが発覚。法曹界を揺るがす大スキャンダルにマスコミ報道は過熱する。記者会見で壮一郎は、汚職は否定したが女性との関係については認めて謝罪。そして、壮一郎は逮捕された。杏子は夫の裏切りに深いショックを受けるが、家族のために16年ぶりの弁護士復帰を決意する。
そんな杏子に手を差し延べたのが神山多田法律事務所の代表・多田征大(小泉孝太郎)だった。二人は司法修習生時代の同期で、かつて多田は杏子に好意を持っていた。ただ、その気持ちとは別に多田は杏子の弁護士としての能力を高く評価し、杏子の採用を反対する事務所の共同経営者・神山佳恵(賀来千香子)を何とか説き伏せた。しかし、それはあくまでも仮採用。半年後の本採用を賭けて、杏子は若手弁護士の朝飛光太郎(北村匠海)と競うことになる。
そんな中、最初の裁判相手となるのは人気キャスターの日下部直哉。日下部はインターネット番組で幼女行方不明事件を取り上げた際に、犯人は母親の可能性が高いと放送。世論の風評に追い詰められた母親は自殺してしまい、日下部を名誉毀損で訴えるべく父親が依頼にきたのだ。多田と共にこの事件を担当する
ことになった杏子は、“表現の自由”を巡り争うことに。パラリーガルの円香みちる(水原希子)とともに、日下部が裏取りをせずに発言したという証拠を調べ始めるのだが…。
一方、新たに特捜部長に就任した脇坂博道(吉田鋼太郎)は壮一郎に汚職の罪を自白させようと、壮一郎の腹心の部下だった佐々木達也(滝藤賢一)を取り調べ担当にする。そんな検察側に対して壮一郎もある策を講じていて…。
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