デビュー10周年を迎えた松井玲奈、目標は変わらず“生き残っていくこと”

2018/12/14 06:00 配信

映画 インタビュー

映画「輪違屋糸里 京女たちの幕末」で芸妓・吉栄を演じた松井玲奈にインタビュー


12月15日(土)より、浅田次郎の「輪違屋糸里」を原作に、花街の女性たちから見た新選組の姿を描いた映画「輪違屋糸里 京女たちの幕末」が公開される。

今回は主人公の芸妓・糸里(藤野涼子)の親友で、桔梗屋の芸妓・吉栄を演じる松井玲奈にインタビュー。藤野や佐藤隆太と共演した感想や、自身のデビュー10周年などについて話を聞いた。

――「輪違屋糸里―」に出演が決まって、作品からどのような印象を受けましたか?

幕末を描いた作品なんですけど、女性目線から描いているというのが、今まで私が触れてきた幕末の作品にはなかった部分だなと思いました。私が知っている新選組もすごく新鮮に映って、完成したらどういう画になるんだろうという楽しみがありました。

――完成した映像はもうご覧になりましたか?

見ました。京都での撮影で、とても色彩がきれいというのが最初の感想でした。どこを切り取っても画になるし、撮影をしてくださったのも、京都を、時代劇を熟知している撮影所の方たちで、現代劇の現場とは違った決まりごとや、お着物を着ての所作など、撮影をしながら勉強させてもらいました。もっと若い人に時代劇を見てもらえたらいいのになって思いながら撮影していましたね。

――時代劇への出演はこの作品が初めてではないと思うのですが、改めて学んだことなどはありましたか?

以前の現場でもたくさん教えてもらったんですけど、今回の映画では、お着物を着てどうやって歩くかとか、立ったり座ったりの所作とか、和楽器を演奏するシーンもあったので、その練習とか、幕末の時代の女性たちがどういう立ち振る舞いをしていたかということを一から教えていただきました。

この作品がなかったら知らなかったこともたくさんありましたし、そのおかげで別の現場で着物を着る機会があったりしても、こういうふうに歩くときれいに見えるとか、こう振る舞えば女性として美しく見えるとか、勉強したことを生かすことができました。