やっぱり改めて内村座長の優しさを感じました
――“最強忍者”を演じる上で、激しいアクションシーンも多かったと思います。心掛けたことなどはありましたか?
ムロ:僕は刀の殺陣が初めてだったので、何かに気を使う余裕もなく食らいついていました。アクション指導の皆さんに教えていただいたんですが、敵の顔のすぐ近くを“突く”動きには苦労しました。
なんせ相手が内村さんですから、万が一のことがあったらいけないと思って、僕が「気をつけなきゃな…」ってつぶやいたんです。そしたら内村さんが急にご自分で「俺はマセキの重鎮だからな」と言い出しまして、僕も「そんなこと本人が言わなくていい!」って。内村さんがずっとプレッシャーかけてきたんです(笑)。でも、やっぱり改めて内村座長の優しさを感じました。
2人のシーンでは、ふざけ合うというよりは、けががないように意識しながら演じましたね。殺陣ではちゃんと息を合わせないといけないので、それが内村さんとできたのは、僕にとってすごくいい経験になりました。
伊藤:僕は、堤さんとの激しいアクションシーンがあるんです。そこはちょっとプレッシャーも感じました。数馬は、他の人と違うちょっとトリッキーなアクションもあって面白いんです。数馬っぽい立ち方や顔も意識しながら撮影するのが楽しかったです。
堤さんとは違う動きになっていると思うので、違うものを持つ者同士がぶつかりあうアクションが楽しかったですし、出来上がりがどのようになっているのか想像がつかないです。
ムロ:天気の影響で撮影がオフになった日に、堤さんが「伊藤君は、アクションの動きが全部頭に入っているから」って言って、アクションチームを集めて、ご自分発信で稽古をしていたんですよ。格好良いですよね~。
「撮影が流れても、後輩に気を使わせないようにこっそり自分で練習をする堤真一さん」、格好良いので、絶対書かないでください!(笑)
――格好良いエピソードなので、書きたいんですが…。
ムロ:書かないでほしい! だってその時、僕は古田新太さんと飲んでたんです! 古田さんに「お前はなんで稽古してないんだ!」って言われながら焼酎を飲んでました。一方その頃、堤真一さんはご自分発信で稽古をしていたなんて…書かないでください!(笑)
僕が古田さんと飲んでいたことは書いてよろしいです。
――他に、書いてもいい共演エピソードはありますかね?
ムロ:昨日、古田新太さんとムロツヨシが12時間飲んだってことですかね。健康的なお酒を、しっかりと飲みました。“健康的に”ですから。楽しすぎたので、話した内容は忘れてしまいました。
伊藤:それは健康的だったのかな…?
――伊藤さんは、堤さんのアクションを見た時にはどのような印象を受けましたか?
伊藤:格好良かったです! さすがだなと思いました。
ムロ:引きで撮影するシーンも超格好良いよね。着流しで、やっぱり堤真一さんって格好良いんだよな~。
――最後に、今作の見どころを教えてください。
ムロ:内村さんを始め、古田さん、堤さんも永野芽郁ちゃんもいて、すごくすてきな座組で、ちょっと真面目に「LIFE!」がドラマをやっているということが、見どころですかね。
あ! そういえば昨日、塚地(武雅)さんが撮影ないのにロケ現場に来たんですよ。そんな先輩に恵まれるなんて素晴らしいことだと思うので、これは書いといてもらってもいいですか?
結構遠いロケ地まで電車で来て、しっかりと飲んで、撮影ないのに貫禄ある感じで見学してくれました。そんなすてきな座組です。こればぜひ書いてほしい。
伊藤:僕…僕はなんだろうな…。ベテランのみなさんの中で、こっそり僕とか大志くんとか若手も頑張っているところかなと思います。
ムロ:あー! 昨日の飲み会でも頑張ってたもんね。なかなかあの若さで、内村さん堤さん古田さんを前にして飲むことって難しいんですよ。それをよく頑張ってました!
伊藤:いやいや(笑)。そこじゃなくて。