國村隼、時代劇演じる内村光良は『コントをやられている時と違うなと感じました』<忍べ!右左エ門>
12月19日(水)に放送されるスペシャルドラマ「LIFE!スペシャル 忍べ!右左エ門」(夜10:00-11:10)。
同スペシャルドラマは、コント番組「LIFE!~人生に捧げるコント~」のスタッフ、キャスト陣が制作する“忍者アクションコメディー”。元忍者の主人公・右左エ門を、「LIFE!」の座長である内村光良が演じる。
右左エ門は、かつての忍者仲間の長次(古田新太)から、息子の序助(中川大志)の結婚相手・おこと(永野芽郁)の生き別れた父親(堤真一)捜しを依頼され、衝撃の事実を知ることに。おことの父親が江戸城に囚われていることをつきとめた右左エ門たちは、城を守る最強忍者衆と戦いに挑む。
右左エ門の元雇い主である熊本藩の阿久井家の当主・光利を演じるのは、「LIFE!」のコントに2度出演したことがある國村隼。國村が、どのような気持ちで撮影に臨んだのか、収録直後にインタビューで聞いた。
自分の母屋にいるような気持ちで撮影できました
――収録、お疲れ様です。撮影の率直なご感想をお聞かせください。
(収録は)たった一日だったので、「あっけないな」というのが正直なところです。
でも、「LIFE!」さんでの収録は、コントでもこんな感じやね(笑)。
――これまでのコントの収録と、今回の現場での違いは感じましたか?
現場にはそんなに違いはないように思いました。
でも、僕にとって、コントは「よそのお宅にお邪魔する」という感じなんです。だから、今回は自分の母屋にいるような気持ちで撮影できました。
――内村さんとは、演技について何かお話されましたか?
僕は、熊本藩の阿久井家の当主役で、熊本弁を話さなければいけない役なんです。だから方言のお話をいろいろとしていました。実は、僕は熊本で生まれたんですが、赤ん坊の時に引っ越したので全然しゃべれないんです。内村さんは熊本の人吉出身なので、そんなお話をしていました。
――國村さんからご覧になって、役者としての内村さんにはどんな魅力があると思われますか?
やはり今回の内村さんは、コントをやられている時と違うなと感じました。コントでご一緒した時は、当たり前かも知れませんがシリアスな表現が必要な時でもその1枚下をめくると“笑い”が用意されていますし。
でも今回のドラマでは、「“右左エ門”というキャラクターをどう表現するべきか」が大きかったと思います。
――國村さんご自身では、普段の「LIFE!」と今回のドラマで、演技に変化をつけた部分もあったんでしょうか。
いつもの「LIFE!」のコントと今回は全くの別モノでしょうね。しかし、「右左エ門」は非常にドラマ寄りではあるんですが、“ドラマ”かというとそうとも言い切れない。
「コメディー」に限りなく近いんだけども、「LIFE!」のコントのエッセンスを色濃く残しているんです。
「どうしたら楽しんで、笑って観てもらえるのか?」ということが一番大切なので、僕が演じた役も、そのまま演じようと思ったらできるように書いてあるのですが、あえて振り幅を大きくするようにしてみました。