小栗旬主演で山崎豊子原作「二つの祖国」が民放初ドラマ化! “ライバル”役にムロツヨシ
ムロ「生半可な気持ちではやってはいけないと思いました」
一方、ムロは出演に当たって「お話を頂いた時、生半可な気持ちではやってはいけないと思いました。今のムロツヨシという役者がやっていいのか、じっくり考えた上で決断しました。日系二世を演じるに当たって、責任をしっかり持たなきゃいけないと思ったからです」と心境を明かす。
また、主演の小栗については「僕と小栗君が知り合って15年ぐらいになります。出会ったころはポジションとか周りの環境が違いましたが、同じお酒を飲みながらよく話していました。
そういった今までの僕らの関係性などを、芝居を通してぶつけられたらいいなと思います」とコメント。
続けて「この役を演じるに当たって、主演の小栗君から『ムロさんなりにやってほしい』と言ってもらいました。小栗君演じる天羽賢治は自分の筋を通して生きていく人間ですが、僕が演じるチャーリー田宮は、筋とか思想とか関係なく、この国でいかに勝ち残るかを考えている人間です。
実は、僕とチャーリーは似ている所があるんですよ。僕は世間の皆様からしたら何者でもない時に『小栗旬の友人です』と言っていたんです。これは、傍から見れば人を利用するようなことだったと思うんですけど、僕はそれを厭わなかったんですよ。
方法は何であれ、とにかく皆さんに存在を知ってもらって、一つでも多くの役をやって、そこから僕をジャッジしてもらいたいと思っていたので。だから、人を利用するチャーリーのやり方が理解できてしまう所があります。
僕自身も勝ち残るために自分を変えてでもやってきた所はなきにしもあらずなので、その辺はすごく役として意識しています」と役への共感ポイントを明かした。
さらい視聴者へ向けて「皆さんが持っている喜劇寄りのムロツヨシのイメージではないムロツヨシをお見せする機会が持てましたので、どうか今回ばかりは笑わない準備をして、役者・ムロツヨシを見ていただきたいと思います。
そして、小栗旬くんを筆頭に、すてきな役者さんたちのお芝居を山崎豊子さんの世界で楽しんでいただけたらと思います」とメッセージを寄せた。
※2/14追記…当初、放送日が3月30日(土)、31日(日)と発表されていましたが、3月23日(土)、24日(日)に変更になりました。