<下町ロケット>最終回でトレンド1位!徳重聡&竹内涼真“軽立コンビ”にファン「尊い」
阿部寛主演のドラマ「下町ロケット」(TBS系)が12月23日、最終回を迎えた。人一倍努力しながらもぶっきらぼうで皮肉屋の佃製作所開発部メンバー・軽部真樹男(徳重聡)と軽部の後輩でものづくりに情熱を傾ける立花洋介(竹内涼真)の思いがとうとう一つに重なり、軽部と立花の“軽立コンビ”を見守ってきたファンを興奮させた。(以下、ネタバレがあります)
佃公平(阿部)率いる佃製作所が新たに乗り出したのは、無人トラクター開発だった。そのトランスミッションに使う“バルブ開発チーム”のリーダー・軽部は、ものづくりへの情熱は誰よりもあるが、努力する姿を人には絶対見せないタイプ。一方立花は、仕事に情熱を燃やし残業もいとわない熱血漢だ。
軽部は病気の娘を迎えに行くためにいったん定時で帰宅し、その後ひとりで会社に戻って作業していたのだが、立花たちはそんな事情を知らない。軽部の「野暮ったいんだよ」「時間の無駄」「もういいか?定時だからな。失礼しまーす」といった不遜な言動も誤解を与え、立花とは事あるごとに対立していた。
軽部がついに発した「ようし、残業だあ!」
だが、軽部は無人トラクター「アルファ1」の開発を通して、徐々に“チームの一員”になっていった。23日放送の最終回(第11話)では、そんな軽部の心境の変化を印象付けるシーンが描かれた。
これまでは仕事が終わるとさっさと帰宅していた軽部。だが最終回で佃が島津裕(イモトアヤコ)の歓迎会をやろうと言い出すと、「ご馳走様です、社長」と“参加表明”し、佃や立花たちを驚かせた。
そして注目を集めたのは、「アルファ1」のエンストの原因に思い当たった島津が「耐衝撃寿命の限界数値を(それまでの5万回から)10万回にしないとダメだと思います」と無茶な目標数値を口にした場面。
「そんな数値を出すのは…簡単じゃねえぞ」と一度はたじろいだ軽部だが、佃の「どんな難問にも必ず答えはある。そう思わないか!」に触発されてアツくなった立花が「じゃあ軽部さん、もう定時には帰らせませんよ!」と投げかけると、「ようし、残業だあ!」と高らかに宣言。佃を中心に、“夢”を原動力に一つになって難局を乗り切る「下町ロケット」らしい名場面となった。
さらに終盤、性能評価テストで佃製作所が「A」判定を受け、「アルファ1」の性能が客観的にも証明されたシーンでは、軽部と立花が腕をつかみ合って喜びを表現する姿もがしっかりと画面に映し出された。