<「妖怪アパートの幽雅な日常」稽古場レポートインタビュー!(2)>谷佳樹&佐伯亮の一人暮らしの思い出とは?
2019年1月11日(金)より東京・紀伊國屋サザンシアターにて行われる舞台「妖怪アパートの幽雅な日常」。
主人公・稲葉夕士が下宿した「寿荘」は別名「妖怪アパート」と呼ばれ、人間と妖怪が共存する館だった!?妖怪アパート組から詩人にして童話作家・一色黎明役の谷佳樹と霊能力者・龍さん(本名不明)役の佐伯亮のコメントとインタビューを掲載。
あの時間があったからこそ今の環境に感謝ができる
一色黎明役:谷佳樹
――自分と役の共通点は?
谷:一色黎明はすごく優しくて、押し付けるでは無く選択肢を人に与えられる人物。自分に似ている所を探した時、あまり無いなーと思ったんですが1つありました。楽しい事が大好きで、誰よりもその場を楽しもうとする所。ちょっと野次馬的なところが似ているかなと思います(笑)。
――今までの一人暮らしで印象にあるエピソードは?
谷:役者を目指す際に絵に描いたような貧乏生活をしていて、食事がモヤシと卵の生活をしていた時期があって。あの時は辛かったですが、今でも鮮明に覚えています。あの時間があったからこそ今の環境に、ものすごく感謝しています。一生忘れられない時間です。
――ご自身が考える舞台の見どころを教えてください。
谷:夕士の成長する姿とその成長を優しく見守る妖怪アパートの住人たち、そして限りなく素に近い舞台。派手なアクションやミュージカルのような歌はありませんが、各々の芝居をしっかり作り上げることで勝負している。そしてチームワークの作品です。しっかりと皆さまに届くよう日々稽古に励んでおりますので、本番をどうぞ楽しみにして観にきていただけると嬉しいです。
物事を多角的に捉えたいと思う
龍さん役:佐伯亮
――自分と役の共通点は?
佐伯:自分の中で龍さんは包容力があってみんなから頼りにされているって印象が強いので、共通点はないなぁって思うんですけど、物事を多角的に見ようとするのは一緒かなと思います。霊感的なものは感じることはごく稀にあるんですけど、全く見えないんです。
――今までの一人暮らしで印象にあるエピソードは?
佐伯:上京して、2年間暮らして次の家に引っ越そうって思って。それで引っ越し当日は仕事があったので、友達に頼んだんです。そしたら友達が僕の部屋で金縛りにあって! で、目を開けたら這いつくばった女の人がいたらしくて。気付いたらいなくなっていたっていう現象があって、後日霊感が強い人に見てもらったら「引っ越してほしくなかったのかもね」って言われて。でも2年暮らしていた俺自身には金縛りとか全くなかったんですよ。だから友達伝手に言うシャイなタイプだったのかも(笑)。
――舞台の見どころを教えてください。
佐伯:龍さんは包容力があって経験豊富でいろんなことを感じられる人で、だからこそ夕士に選択肢を与える役柄です。今回の話自体も、人にとってはすごく感情を揺さぶられる話だと思います。それとは別に、アパートの住人とのほんわかとした日常シーンも見どころの1つなので、そこも併せて楽しんでいただければ嬉しいなと思っております。
稽古は妖怪アパートの住人達が登場するシーンへ。同じシーンの練習を何度も回数を重ねていくうちに、表情や歩き方などをガラリと変え、各々が役へ近づいていく。
妖怪アパートには、立ち方、座り方、歩き方など所作一つでも個性的が光る妖怪がズラリ。何度も劇場に足を運んでひとりひとりの個性にぜひ注目してほしい。
個性的な妖怪たちに触発されて、夕士と共に成長していくのは長谷か、それとも観客か――。本公演のチケット情報などは公式サイトをチェック。
文:岩永聡美
2019年1月11日(金)~1月27日(日)
東京・紀伊國屋サザンシアターTAKASHIMAYA
チケット料金:7800円(全席指定・税込)
<出演>
稲葉夕士役 前山剛久 長谷泉貴役 小松準弥
龍さん役 佐伯亮 詩人・一色黎明役 谷佳樹 ほか
<原作>香月日輪/漫画:深山和香
【HP】www.youapa-stage.jp
【Twitter】@YouapaStage
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