まねきケチャが、1月2日、3日に東京・お台場で開催されたアイドルフェス「ニューイヤープレミアムパーティー2019」(NPP2019)の2日目に出演。約60組のアイドルが集結した大型フェスで、堂々の大トリを飾った。
昨年一気にブレイクにしたまねきケチャだが、まだ知らないという人のために軽く説明すると、結成は2015年。活動期間はまだ3年余りという比較的新しいグループだが、美少女発掘の力が評判の日本ツインテール協会プロデュースということで、当初からビジュアル面の良さは飛び抜けていた。そして、オタク好み(と言ったら失礼かもしれないが)なキャラ設定と楽曲でライブも盛り上がり、エモいバラードも“ちゃんと歌える”というところも強かった。
2018年にリリースされたシングル「鏡の中から」は「ゲゲゲの鬼太郎」(フジテレビ系)のエンディング曲に抜擢され、その9月には早くも日本武道館公演を達成。ライブ規模も拡大中の、今勢いの止まらないグループだ。
中川美優、藤川千愛、宮内凛、松下玲緒菜、深瀬美桜の5人で活動していたまねきケチャは、9月の武道館公演で藤川が卒業し、12月に篠原葵が加入。今年は新体制での本格的なスタートを切る。
中川の「新年、明けましておめでとうございま~す!!」の自称“変な声”での可愛い挨拶から、盛り上げ曲の人気ナンバー「冗談じゃないね」を持ってくると、メンバーの足上げダンスに合わせて会場はすぐさまヒートアップし、コールが飛び交っていく。2曲目の「ありよりのあり」を終えたところで、パタパタと篠原がステージ袖へ。
「新メンバーが帰ってこないですね(>_<)」と中川が困りだし、一瞬「ハプニング?」とざわつくも、実は次の「相思い」は4人での披露だったというオチ。加入間もない篠原はまだ参加できる楽曲が限られているのだった。
加入発表時の自己紹介で、歌、ダンスは未経験と言っていた18歳の篠原。この日までのステージ経験もまだ少なく、初々しい様子。ゼロからのスタートだけに、ここから歌割が増え、彼女がどう成長していくかが、これからのまねきケチャの鍵になっていくのだろう。
この日は他に「いつかどこかで」「君に届け」「ありきたりな言葉で」「きみわずらい」の4曲を披露。「いつかどこかで」は3月20日(水)にリリースを控える新曲で、1月4日から第2クールが始まったペンギンショートアニメ「おこしやす、ちとせちゃん」のエンディング曲にもなっている。可愛い歌い方も相まって、ほのぼのハッピーなナンバーだ。
新体制では主にセンターの松下がリードボーカルのポジションに。藤川とは違うナチュラルアイドルの歌声は、新しい魅力にもなっている。
2019年はどこまで飛躍できるのか。1月5日には東京・TOKYO DOME CITY HALLで今年初のワンマンを行い、次は1月12日(土)に東京・神田明神ホールにて「秋葉原映画祭 de まねきケチャ」(秋葉原映画祭とのコラボワンマン)を開催する。まずは一度生で見てほしいグループだ。
取材・文:鈴木康道
この記事の関連情報はこちら(WEBサイト ザテレビジョン)