台本を読み、“正義”とは何だろう?と考えさせられました。正しくあろうとすることは間違っていない。しかし、正し過ぎる人のそばにいるのは、時として窮屈で恐怖すらも覚える、妙な感覚を覚えました。私が演じる石森麗香は、子役時代から芸能界にいる女優という設定ですが、挫折も経験してきているがゆえ、自身のことをよく分かっている気がします。マイペースに振舞っているようで、調和をとろうとするタイプなのかもしれません。
実は私は大のドラマ好きで、毎クール12~13本は見ているんです。今回ご一緒する主演の山口紗弥加さんは、多くの作品に出演されていて、ドラマ好きの一視聴者としても、とても好きな女優さんです。
作品の中では、30代の女性たちがそれぞれの生きる世界で、生き抜く術を身に着け日々を過ごしています。うまくやるために目を背けてきた問題を、逐一とがめられたらどう感じるのか…。範子の“正義”に、心がざわざわするのではないでしょうか。
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