間宮祥太朗、脚本家・遊川和彦の魅力は「ラーメンで言うと“全部のせ”」<アタル連載(3)>

2019/01/24 08:00 配信

ドラマ インタビュー

間宮祥太朗が清潔感あふれるおぼっちゃま社員に!撮影=阿部岳人


すごく幸せな気持ちになるんです


――主演の杉咲さんとは連続ドラマ「学校のカイダン」(2015年、日本テレビ系)以来の共演になりますね。共演して感じる杉咲さんの魅力を教えてください。

「学校のカイダン」の時も思いましたけど、僕は彼女の芝居がすごく好きで。なので、花ちゃんが主演の作品で、またこうやって一緒に演じられるのはすごくうれしかったですね。

あと彼女は、僕から出ている何かにアレルギー反応をしてるがごとく笑ってくれるので、すごく幸せな気持ちになるんです。

僕が言ったことで笑ってくれたり、こっちも彼女の返しで笑ったり。そういうやりとりをしているのは楽しいですし、すごくいいなって思います。

けど、たまに花ちゃんが全然気付かずに僕の足を踏み続けていることがあるんで、そこは気にしてほしいですね(笑)。

――杉咲さんを中心に、現場も和やかな雰囲気に包まれていそうですね。

そうですね。彼女が笑うと、みんながつられて笑うんです。笑い声や笑顔が、周りを楽しい雰囲気にさせていて。花ちゃんの女優ではなく、一人の女の子としての“明るさ”、その魅力が現場の空気を作っている部分もあると思いますね。

それに、小澤(征悦)さんがムードメーカー的な存在で、キャストだけでなく、スタッフさんも巻き込んで、空気を笑いに変えていくような力があるんです。出演されているキャストの皆さんも基本的に明るい方たちなので、現場はすごく和やかです。

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――脚本と演出を務める遊川さんの作品は初めてかと思いますが、他の現場との違いを感じる部分はありますか?

脚本を読んで思ったことは、一人一人のキャラクターの粒が強いということです。ラーメンで言うと、“全部のせ”感がすごくあって。

普通だったら、リアリティーを出すためにも少しキャラクターを落としたりする。

その方がキャラクターに親近感が湧いたり、会話の中での生っぽい感じが生まれたりするのかなと思うんです。でも遊川さんの脚本は一見けんかしそうなくらい全てのキャラクターが立っているけど、それが生きている本だなと思いました。