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“時かけ”ヒロイン・仲里依紗、目標はジョニー・デップ!

2010/10/12 14:46

「アニメの『時をかける少女』が大好きで、もう1回何かやりたいと思ってたからうれしかったですけど、すごくプレッシャーでもありました」と本作を振り返る仲
「アニメの『時をかける少女』が大好きで、もう1回何かやりたいと思ってたからうれしかったですけど、すごくプレッシャーでもありました」と本作を振り返る仲 (C)2010「時をかける少女」製作委員会 ヘアメイク:近藤志保(reve)

映画、アニメ、TVドラマなど、これまで何度も映像化された筒井康隆の青春SF小説「時をかける少女」。'06年公開の劇場アニメ版でもヒロインの声を演じた仲里依紗を主演に迎えた、実写映画版のDVD&ブルーレイが10月13日(水)に発売される。映画「ゼブラーマン ゼブラシティの逆襲」('10年)ではセクシーなゼブラクイーン、TVドラマ「ヤンキー君とメガネちゃん」(TBS系)では一見地味な天然ボケ少女と、最近はさまざまな役柄をこなし、女優としての成長著しい仲に、本作について話を聞いた。

アニメ版「時をかける少女」は原作を離れたオリジナルストーリーだったが、本作は原作の“その後”を描いている。高校卒業を間近に控えたあかり(仲)は、交通事故でこん睡状態となった母・和子(安田成美)の代わりにタイムリープし、1974年の世界にやって来る。そこで大学生の涼太(中尾明慶)と知り合ったあかりは、彼の協力を得て母の初恋相手を探す。リアルに再現された'70年代の町並みやファッションも本作の注目ポイントの1つ。さらに、人気アーティストのいきものがかりが、'83年の原田知世主演版「時をかける少女」の同名主題歌を、挿入歌としてカバーしているのも話題を呼んだ。

―――「時をかける少女」の撮影を振り返って、何か自分の中で変わったことってあります?

「“時かけ”は10代の最後に撮った作品で、節目の作品だからすごい思い入れがありましたね。10代の時に『時をかける少女』をやれてよかったなと思います。まだ10代は少女だし(笑)。20歳で『時をかける少女』って言われてもね…。ギリギリ大丈夫(笑)?」

―――いやいや、まだ大丈夫だと思います!

「前までは思い立ったら即行動だったんですけど、ちゃんと考えて周りを見てから行動するようになりました。すごい活発だったんですけど、落ち着きましたね。役のことを考えると自分の好きなことはなかなかできないんです。金髪にしたいとか、レディー・ガガみたいにしたいとか(笑)。そういうことはしたくてもできないけど、代わりに役に合わせていろいろと変えられるのが楽しいから、別に苦じゃない。逆にそれでどんどん自分にとって勉強になっていけばいいですし。自然と役のことを一番に優先するようになりました」

―――本作の舞台になっている'70年代は、仲さんがまだ生まれてない時代です。今と比べてどう思いました?

「撮影前に'70年代について調べることはしないで、撮影の時に感じたそのままの気持ちで演じました。車とか町並みとか、銭湯のフルーツ牛乳の開け方とかまったく知らないことばかりで、本当にタイムリープした感じですごく楽しく撮影ができました。ファッションとかもおしゃれだなって思いましたね」

―――では、どの時代でもいいからタイムリープできるとしたらいつがいいですか?

「恐竜に会いたい! 恐竜が本当にいたのかとか調べたいです」

―――ティラノサウルスみたいな凶暴なのもいるから危ないですよ!

「いたらすぐに戻ってくる(笑)。怖いけど、確認するだけは行ってこようかなと」

―――本作の清純派の役の後は“ゼブラーマン”のゼブラクイーンのようなセクシーな役。かなり両極端な役が続きましたね。

「小さいときから映画が好きだったんですけど、俳優さんのことを気にするようになったのはこの業界に入ってからなんです。俳優で知っていたのはジャッキー・チェンくらいで(笑)。ジョニー・デップが出てる映画も見てたんですけど、彼が出ているということを意識してなくて。この仕事を始めてから気づいたんです。あの作品もジョニー・デップが出てる、この作品もジョニー・デップが出てる、みたいな。かっこいい役もやるし、ダサい役や変な役もやる。それに驚かされて、俳優の仕事って面白いなと思って。“私女優だからこんなことできませ~ん”みたいなのは、女優じゃないかな。だから私はジョニー・デップみたいに、いろんな汚い役でもやれるような女優さんになりたいなと」

―――“時かけ”の仲さんとゼブラクイーンの仲さんを見た子供が大人になって、あれは同じ女優さんだったんだ、と思うような?

「そうですね。全部あの人だったんだ! っていう」

―――なるほど。では最後に、この作品をどんな人に見てほしいですか?

「やっぱり若い人たちに見てほしいです。まだ『時をかける少女』を知らない人が多いと思うから、そういう人たちの青春映画になったらいいなあって。でも、昔の『時をかける少女』を知ってるお父さんお母さん世代の人にも、また新たな『時をかける少女』として見てほしいですね」

この記事はWEBザテレビジョン編集部が制作しています。

DVD&ブルーレイ「時をかける少女」
10月13日(水)発売 DVD完全生産限定版(2枚組):6090円/DVD通常版:3990円/ブルーレイ通常版:5040円
発売:アニプレックス  販売:ソニー・ミュージックディストリビューション

公式サイト
http://tokikake.jp/indexp.html

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  • 「アニメの『時をかける少女』が大好きで、もう1回何かやりたいと思ってたからうれしかったですけど、すごくプレッシャーでもありました」と本作を振り返る仲
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