――今回は改めて、カラテカの二人は、お互いに相方についてどう思っているのかをお聞きしたいのですが、まず、入江さんから見て矢部さんは、どんな方ですか？
入江「実は僕、矢部が(「大家さんと僕」で描いた)大家さんと仲良くしてるって聞いたとき、めっちゃ怒ったんですよ。『大家さんとばっかり遊んでたら絶対売れないぞ』、『大晦日に大家さんと年越しする芸人なんて聞いたことないよ』って。でも、そのエピソードを描いた漫画がめっちゃ売れたので、何も言えなくなっちゃいましたね(笑)。こんなことになるとは全くの想定外でした。
あと、矢部にとっては、木下ほうかさんや板尾創路さんといった先輩との出会いが大きかったんじゃないですかね。僕の知らない矢部の魅力を、先輩方が引き出してくれたというか。ただ、『徹子の部屋』(テレビ朝日系)に矢部が木下ほうかさんと一緒に出たときは、『何で俺じゃないんだよ！』と思いましたけど(笑)」
矢部「いや、だって入江くん、黒柳徹子さんと噛み合う話、ないでしょ？」
入江「ご年配の方には、人間ドックの話をするんだよ」
矢部「『ご年配』で括らないで！」
――(笑)。入江さんは、大家さんとは会われたことは？
入江「一回だけあります。ルミネ(theよしもと)を観に来られたときに。矢部の絵のまんま、素敵な方でしたね」
矢部「でも入江くん、『上品ですね』と言おうとして、『貧相ですね』って言っちゃったんですよ(笑)」
入江「真逆の意味になっちゃって(笑)」
矢部「大家さんは、入江くんとはまるで別世界の人だと思うんですけど、仲良くなれるような気もするんですよね。入江くんって実はおばあちゃん子だったんですよ」
入江「もう亡くなってしまいましたけど、超仲良しでしたね」
矢部「ロケに行くと、おばあちゃんにお土産を買ってあげたりしてたもんね」
――だったら、徹子さんにもハマるかもしれませんね。
入江「そうですよね！」
矢部「いやいやいや、それはないでしょ(笑)」
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