これがラストステージ!? “実業家”&“漫画家”のお笑いコンビ・カラテカ、17年ぶりの単独ライブ開催

2019/01/25 23:00 配信

芸能一般 インタビュー

よく「社長の仕事に専念した方がもうかる」って言われる。多分、本当にそうだと思うんです(入江)


「新しい世界を体験したい人はぜひ!」(入江)、「これまでカラテカとしてやってきたことを全部やりたい」(矢部)と、17年ぶりの単独ライブへの意気込みを語るカラテカ


――では、お二人の“お笑い観”を教えてください。入江さんは、常日頃「お笑いを続けるために副業をやっているんだ」といった発言をされていますよね。そこまでお笑いは大事なものなのでしょうか。

入江「そうですね。最近、周りからよく『芸人を辞めて社長の仕事に専念した方がもうかるよ』って言われるんですけど、多分、本当にそうだと思うんですね。でも、そうすると、僕の価値は下がるんです。あくまでも本業は芸人だから、いろんな人が僕と会ってくれるわけで。

あと、去年の11月に、ピンの単独ライブをやらせてもらったんですけど、めっちゃ楽しかったんですよ。こんなに楽しいことがあったのかっていうくらい。お金は全くもうからないし、体力的にもしんどかったんだけど、終わったら、『あ~、楽しかった~』って。楽しさという意味では、これに勝てるもんはないなって思いましたね。

最近は講演会にも呼んでいただいて、すごくありがたいんですけど、唯一寂しいなと思うのは、楽屋に芸人が一人もいないこと(笑)。その点、例えばルミネ(theよしもと)の楽屋なんかに行くと、いつでも先輩や後輩の芸人としゃべれますから。今回の単独ライブの打ち合わせも、とにかく楽しいですし」

――お笑いより楽しい仕事はないと。

入江「はい。今、僕の会社ではセカンドキャリアのコンサルティングもやっているんですが、転職活動をしている人というのは、大抵は“一度何かを諦めた人”なんですね。そういう人たちの話を聞くと、サッカー選手だった人は『サッカーをやってるときが一番楽しい』と言うし、野球選手だった人は『野球やってるときが幸せ』って言うんです。で、その人たちが口をそろえて言うのは、『芸人は引退がないからいいですよね』と。確かに芸人って、自分で辞めると決めるまで、ずっと現役じゃないですか。やっぱり、お笑いってすごい仕事だなと思いますね」