山口紗弥加、演じる役への共感は「ありません!」
「コーヒーを口に含んで歯を少し黄色くして…」
続いて、夫のリストラによりアルバイトを掛け持ちしながら子育てに奮闘する専業主婦・西山由美子を演じる美村は、撮影の様子を「今回は心情面でもハードな撮影が続いていて、休憩中もずっとその感情でいるのはつらいので、(休憩中は)おいしい食べ物の話とか、とても平和な話をしているのが助かります。でも、本番になったら皆さんバチバチになったりしているので、それが楽しいという毎日です」とコメント。
生活に苦しむ主婦という役だが、役作りについて「気の毒に…、つらかろう…と思われる印象にしたかったので、衣装合わせの時に、(かわいらしい服を)プロの技術でダサくしてくださいとお願いをしました。また、メークは(目の下の)くまを消さず、それから本番前にコーヒーを口に含んであえて歯を少し黄色くして臨んでおります」とこだわりを明かした。
また、大手出版社を退職し、ノンフィクション作家を目指す今村和樹を演じる桜井は、男性要素が強い和樹という役について「最初は意識的にやっていたのが、最近では自然と股を開いて座ったりと、だいぶ足のくせが悪くなりました」と苦笑。
すると、山口が「この前目撃しました。股をガッと開いてフランクフルトにかぶりついていました。とても格好良かったです」と暴露。
さらに、司会者から「食べるのがお好きなんですか?」との質問が飛ぶと、山口らは口々に「さっきも食べてました!」「カレー食べてました!」と証言し、片瀬が「白い衣装なのにカレー食べてるんだから!」と言うと、桜井が恥ずかしがる様子も見られた。
最後に、子役からタレントを経て女優になり、仕事は順調だが妻子ある男性と不倫中である石森麗香を演じる田中は、本作が本格的な女優デビュー作となる。
女優として連続ドラマの記者会見に登壇する気分を聞かれると、「すごく恥ずかしいんですが、とにかく緊張していて何を話していいか分からなくて、皆さんのお話もちゃんと入ってきていなかったんです…(笑)」と話を始める。
そして、「いつもは司会側をさせていただくこともあるのですが、こちら側に座っていることの緊張感を身をもって体感しています」と語り、「“女優さん”と言っていただくのも申し訳ないです。とにかくただ一生懸命やらせていただいています」とコメント。
途中、「どうしよう…」と戸惑う田中を、山口らは笑顔で見守り、片瀬は「現場の業界用語を学ぶ姿が新鮮で、自分がドラマに出演し始めた頃を思い出します」と回想し微笑んだ。