「グッドワイフ」収賄事件の重要な情報を握るキーマンに三遊亭円楽
三遊亭円楽コメント
――収賄事件の重要なカギを握る政治家という役どころですが、悪役を演じられる気持ちを聞かせてください。
悪役ってやってみたかったんですよ。だってすごくいい人じゃない、私(笑)。先代の師匠にも言われたんですよ、「悪役は得だよ」って。だって良い事をすればちゃんと了見を入れ替えたって言われるし、悪役からは戻れるけど、善人が悪い役やると「あいつは嫌な奴だな」って言われちゃう。だから今回の悪役はうれしいんです(笑)。
――監督やプロデューサーから役についてアドバイスはありましたか?
その都度監督さんに、こうやってくれって言われたことをやるのが役者だと思うし、僕は本業が違うからもう言いなりですよ(笑)。政治家の方は案外知っているし、今までいろんな事件があったので、そんなイメージの中から演じました。私はちょっと見た目は若いけど、そこそこの年齢で腹黒いって言われているから合うんじゃないですか(笑)? 言われるままやりながらも、ちょっと考えたことは足し算したり引き算したりしながらお芝居を楽しんでるかな。
――円楽さんの考えるドラマ「グッドワイフ」の見どころとは?
いろんな所にどんでん返し、そして裏切りもある。人間は表裏一体って言うけど、このドラマも表裏があるなって。そんなドラマの進行が楽しく、先行きが面白くなっていくと思います。
東仲恵吾プロデューサーコメント
前半戦のクライマックス、そしてドラマの後半に向けて大きな鍵を握る大物政治家・南原を、落語界の大御所である三遊亭円楽さんにお願いしました。持ち前の人たらしな笑顔と人柄を見せつつも、腹の中では何を考えているのか分からないという複雑な役を演じていただき、円楽さんの違った一面を垣間見ることができると思います! ぜひご覧ください!