――ドラマ制作のアプローチって、内山さんが普段出演しているステージとかとは違うと思うんですが、その辺りはいかがでしたか?
何回も同じことをやるので、自分が何を喋ってるか分からなくなったり、今が本番なのかリハなのかも混乱したりしましたね。ずっとそのシーンが頭から離れなくて、次のシーンのセリフが全然出てこないってことも結構ありました。NGはあまり出さなかったんですけど。
――NGをあまり出してないってことは、緊張しながらもセリフを覚えること自体はそこまで苦労しなかった?
そうですね。このセリフをどういう気持ちで言おうかって考えて、いろんなパターンを家で練習してみたり、楽しかったです。「相手がこうきたらこう話そう」とか「ここは自分からいこう」とか、女優みたいなことしてました(笑)。
――いやいや、女優のお仕事じゃないですか(笑)。
いやいやいやいや(笑)。でも、楽しかったです。“違う人になれる”っていうことを改めて経験できて、いいなって思いましたね。
――元々、SKE48のコンサートで和服を着て“極妻”みたいなことをやったり、“STRAWBERRY PUNCH”っていうコントみたいなユニットをやったり、“なりきる”ことはよくやってましたよね。
割と好きみたいですね。自分としては、オーディションのときもそうだったんですけど、何もアピールできることがなくって。「自己PRしてください」って言われて、「本当に特徴がない」って自分で思って、「お酒が好きです」しか言えなかったんですよ(笑)。
自分が嫌いというわけじゃないけど、「自分のここが良い」ってあまり言えなかったので、“違う人になれる”のはいいなって思いましたね。
――では、今作でマイになってみた感想は?
こういうOLおるんやろうなって。街を歩いている人を見たりして、こういう人かな?とか、いろいろ想像しました。あとは、嫌味にならない程度の嫌味感(笑)。悪気はないけど、見る人によっては嫌な女に映る、みたいな(笑)。そういうところを探っていくのが楽しかったですね。
――役作りをする上で、共演者の方やスタッフさんと何か相談したりはしましたか?
役作りでの相談はしなかったかな。「髪はそれ以上明るくしないでください」とは言われましたけど(笑)。
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