現在放送中のドラマ「初めて恋をした日に読む話」(TBS系)で、元ヤンの高校教師・山下一真を演じている中村倫也。高校の同級生だった主人公・順子(深田恭子)を好きになり、順子の幼なじみ八雲雅志(永山絢斗)と教え子の由利匡平(横浜流星)と共に四角関係に陥ってしまう“モテ男”という設定。公式ホームページの説明には「甘く危険な男性の魅力を持つ、キチンと大人な元ヤンモテ教師」とあるが…。
――記者会見では「スリリングで危険な存在でいられたら」と話されていましたが、山下を演じる上で意識されていることを教えてください。
山下というキャラクターもそうですが、順子を取り囲む雅志と匡平との関係性の違いは意識していますね。例えば、山下と順子のシーンの空気感や雰囲気の違い。山下は3人の中で一番言葉の矢印が直線なので、そういうところが「スリリングで危険な存在」につながればいいなと思っています。
――中村さん自身は、ストレートな山下タイプ、不器用な雅志タイプ、情熱の匡平タイプのどれに一番近いと思いますか?
男的にはどれも分かりますけど、僕は割と思ったことをはっきり言う方なので、山下に近いのかもしれませんね。もし自分に好きな子がいたとしても、性格的に回りくどいことはできないので、直球で告白すると思います。
――ただ、順子と再会したときの山下は既婚者で、それを知った順子が自分の気持ちにストップをかけるシーンもありました。その後、第5話で妻との離婚が成立し、順子との恋にハードルがなくなったと思うのですが…。
もちろん、恋愛がクローズアップされている物語ではありますが、演じる自分にとっては山下が嫁とうまくいっていなかったというのも重要なポイントでした。何かしら山下にも非がなければ離婚という結果になっていないと思うし、そういうところは自分で勝手に考えながら演じていましたね。