――アメリカで暮らしていた時期もあるそうですが、いつぐらいのことですか?
小学5年から中学3年の頭まで4年間、アメリカにいました。小5のときは、本当に英語はハローぐらいしか言えない状態でアメリカの学校に入ったので、最初は友達もできませんでした。でも、半年ぐらい経ったとき、親日家のカイという男の子が、内気な僕に声を掛けてくれて、そこからずっと一緒にいるようになり、親友になりました。そのおかげで英語も自然と身について、すっかり楽しい学校生活に(笑)。やはりアメリカではみんな気持ちをストレートに表現するので、僕が今でも物事をはっきり言うのはそのとき培ったものかもしれません。英語が話せるのは僕の強みなので、いつか演技の仕事でも活かしたいですね。
――Netflixなどでいろんな作品を見ているそうですが、自分が演じてみたい役柄はありますか?
Netflixではあまりメジャーじゃないけれど、エッジの効いた作品を楽しんで見ています。海外ドラマでは「このサイテーな世界の終わり」という作品が面白かったし、日本の「連続ドラマW 夢を与える」(WOWOW)も面白かったです。でも、やっぱり俳優の仕事を始めてからは見方が変わって、人物が泣いているシーンでは「この役者さん、このとき何を考えていたんだろう」とか気になっちゃいますね(笑)。日本映画の「アリーキャット」(2017年)も窪塚洋介さんと降谷建志さんが演じた男くさい友情がとても印象的でした。いつか僕も窪塚さんが演じたマルのような役をやってみたい。もし、将来、映画の主演をやらせてもらえるなら、その規模がどうというより自分が心からすてきだなと思える作品に出たいですね。
――「初めて恋をした日に読む話」は3月、いよいよクライマックスへ。木佐はどうなると思いますか?
2月26日に放送された第7話では、ずっと言葉を発しなかった木佐に初めてセリフがありました! ここまで引っ張ってきて、ついに声を出すわけですから、めちゃくちゃ緊張しましたね。木佐が口を開いたのも、エトミカこと美香(吉川愛)に気があったから。匡平は順子先生(深田恭子)が好きで、美香は匡平に片思いしている。そして、木佐は美香が気になっている。このラブ線がどうなるのかは僕もまだ知らないんですが、順子先生が3人の男から誰を選ぶのかを含め、楽しみです。僕の周りの友達も「ドラマ見たよ」と言ってくれる人が多くて、それがすごく張り合いになりました。皆さんにも最後まで見てもらえるとうれしいです!
取材・文=小田慶子
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