芦田愛菜&加藤清史郎、二人の天才子役に会場中がメロメロ!
日本のテレビドラマの海外進出を目指す「国際ドラマフェスティバル in TOKYO 2010」の「東京ドラマアウォード」授賞式が10月25日、都内で行われた。
同イベントは、日本のドラマを海外の人に見てもらうために、海外への流通性や商業性に着目して独自の審査基準で選んだドラマ賞。今回は、アジアの審査員が選ぶ「アジア賞」と、国境を越えて活躍する俳優におくられる「Best Actor in Asia」が新たに設けられた。
「Best Actor in Asia」を受賞したイ・ビョンホンは「この時代に俳優として生きていることを本当に誇りに感じております。韓国で放映されたドラマや映画が日本で、日本の映像コンテンツが韓国で紹介されています。言葉も違い、行ったことがなくても互いに映像を通じてコミュニケーションができている感覚がある。そんな中で、この仕事ができていることに大きなやりがいと自負心を感じています」と喜びのコメント。
また、TBS系で放送された「JIN-仁-」で、現代から幕末にタイムスリップした脳外科医・南方仁を演じた大沢たかおが「主演男優賞」を受賞。大沢は「僕は8年間、テレビの世界から離れてて戻ってきた作品だったので、戸惑いもあったんですけど、やっていくうちに、本当に自分が幕末に生きているような感じになって、幕末のいろんな人たちから元気とかをもらった感じでしたね」と振り返った。
日本テレビ系からは、小学校教師が母親から虐待を受けていた生徒へ母性を抱き逃避行する物語「Mother」に出演した松雪泰子が「主演女優賞」、芦田愛菜が「特別賞」を受賞した。松雪は「坂元(裕二)さんの脚本は、本当に展開が読めない、『まさかこうなるのか』っていう感じで、いつもドキドキしながらでした」と話し、芦田は「すごくうれしいです」と満面の笑顔を見せた。「将来、素晴らしい女優さんになることを、みんなが期待しているんですよ。女優さんずっと続けていく?」という司会・石坂浩二からの質問にも、芦田は「はい!」とかわいらしい返事。会場中が和やかなムードに包まれた。
さらに、「連続ドラマ部門」の「優秀賞」に選ばれたフジテレビ制作の「任侠ヘルパー」からは、加藤清史郎が登場。加藤は「きょうは、草なぎ(剛)さん演じる兄貴がお仕事の都合で来れないため、部下として、加藤清史郎が来ました!」と、お茶目にあいさつした。
【連続ドラマ部門】
『グランプリ』「JIN-仁-」(TBS)
『優秀賞』「Mother」(日本テレビ)
『優秀賞』「同窓会~ラブ・アゲイン症候群」(テレビ朝日)
『優秀賞』「任侠ヘルパー」(フジテレビ)
『優秀賞』「龍馬伝」(NHK)
【単発ドラマ部門】
『グランプリ』「わが家の歴史」(フジテレビ)
『優秀賞』「山田太一ドラマスペシャル 遠まわりの雨」(日本テレビ)
『優秀賞』「シューシャインボーイ」(テレビ東京)
【アジア賞】
「JIN-仁-」(TBS)
【ローカル・ドラマ賞】
「HTBスペシャルドラマ ミエルヒ」(北海道テレビ放送)
「福岡発ドラマスペシャル 母さんへ」(NHK福岡放送局)
【主演男優賞】
大沢たかお(JIN-仁-)
【主演女優賞】
松雪泰子(Mother)
【助演男優賞】
香川照之(龍馬伝)
【助演女優賞】
尾野真千子(火の魚、Mother)
【脚本賞】
坂元裕二(Mother)
【プロデュース賞】
石丸彰彦(JIN-仁-)
【演出賞】
黒崎博(火の魚)
【特別賞】
「龍馬伝」撮影チーム
芦田愛菜(Mother)
【Best Actor in Asia】
イ・ビョンホン
【海外ドラマ特別賞】
「彼と私と両家の事情」(中国)
「Pavitra Rishta~永遠の絆~」(インド)
「IRIS-アイリス-」(韓国)
「レッド・スレッド~赤い糸~」(シンガポール)