杉咲花演じる派遣社員のアタルこと的場中(まとばあたる)が、他人の“あらゆることが見える”占い能力を駆使し、周りの正社員たちが抱える悩みを解決していくさまを描く、新“働き方改革”ドラマ「ハケン占い師アタル」(毎週木曜夜9:00-9:54、テレビ朝日系)。
ザテレビジョンWEBでは、同ドラマの出演者によるリレーインタビュー連載を実施している。
リレー連載の7回目は、アタルが働く「シンシアイベンツ」制作Dチームの課長・大崎結を演じる板谷由夏が登場。
共感できるという役柄についてや杉咲の印象、今回演出も手掛ける遊川和彦の脚本の魅力などを聞いた。
今の女性は頑張り過ぎているんじゃないかと思います
――演じる大崎は家庭を持つ中間管理職の女性。共感する部分はありますか?
大崎は40代の中間管理職ということもあって、上司や部下から挟まれ、責任も大きい。家では子育てをしながら、家事もやらないといけなくて、玄関のドアを開けたら外で仕事をしないといけないんです。
今の30代から40代の女性って、みんな頑張ってるじゃないですか。仕事に子育てに、もしかすると介護の問題もあったりして、眉間にしわを寄せることも多いんじゃないかと。
私もその一人なので、大崎の気持ちはすごく分かりますし、共感する女性の皆さんもたくさんいらっしゃるんじゃないかなと思います。
――確かに今の30代、40代の女性は仕事と家庭を両立している方が増えていますよね。
私、今の女性は頑張り過ぎているんじゃないかなと感じています。奮闘する中で、みんな自分で救いを探していて、そんな救いが少しでもあるといいのにって常々思っているんですよ。
一生懸命働いていたら、部下から救われることもあるし、家族が救ってくれることも。
みんな日々もがいていると思うので、もがいているところから頑張ってグッと起き上がる大崎を見せられたらいいなと思って演じています。