花ちゃんはかわいくて、大好き
――大崎はNOと言えない性格ですが、板谷さんははっきりと断れる方ですか?
実は私もNOと言えないタイプなんです。(見た目の)雰囲気からか、周りからは「言いそう」と言われるんですけど、案外言えなくて。曖昧な方をとっちゃう性格ですね。
――主演の杉咲さんの印象や、撮影現場での雰囲気を教えてください。
キャストの皆さんは気配りができる人たちばかりなので、変に気を使わなくていいし、雰囲気もすごく良くてみんな仲がいいんです。その雰囲気がドラマに出るといいなと思って、撮影に励んでいます。
花ちゃんには、母目線になっちゃって(笑)。いつも笑っていて自然体で、小脇に抱えて持って帰りたいなと常々思っています(笑)。かわいくて、大好きです。
――遊川さんの作品に参加するのは初めてとのことですが、実際キャラクターを演じてみて感じた遊川さんの脚本の魅力は?
遊川さんの作品をやりたくて、今回このお仕事をお受けしたんです。遊川さんの脚本は独特だなって思いました。人間の弱いところをグリって突いて、グリってえぐるんです。
毒なんですけど、でもそれが救いだったりして、最終的に元気が出るのがすごいですよね。
遊川さん自身は、ネガティブさをコンプレックスに思われていて、それを抜けたくてポジティブな話を書いていらっしゃるのかなと私は感じていて。
今回ももちろんそういう部分はあるんですけど、キャラクター一人一人に対する遊川さんの感じがちょっと今までより朗らかな気がします。もちろん木曜夜9時の枠に合った感じっていうのもあるとは思うんですけど。