――メインビジュアルはかなりインパクトありますけど、こういうメークをやってみていかがでしたか?
岩立:(谷口が)「骨だ! 骨だ!」ってずっと言ってた(笑)。
谷口:みんなだんだん顔が骨みたいになっていって、目の周りとかすごく黒くして、メークが足されるたびに自分の姿からかけ離れていく自分を見て、いちいち感動していました。
――驚きというより感動なんですね。
谷口:「すごい! 変わっちゃった!」ってメークさんと鏡を交互に見てましたね(笑)。
――あと、物語にはタイムカプセルが出てきますが、皆さんは小さいときにタイムカプセルを埋めた経験ってありますか?
3人:ないですねー。
――じゃあ、今皆さんが10年後の自分に手紙を書いてタイムカプセルを埋めるとしたら、どんなことを書きますか?
谷口:「結婚して、かわいい赤ちゃんを産んでますか?」って聞きたいですね(笑)。10年後は30歳ですから。結婚してたらいいなー。
岩立:私は10年後にこうなっていたいという明確なビジョンというよりは、純粋に楽しみですね。だから、「楽しんでますか?」で。でもこれ、10年後に開けて読んだときに、もし楽しくなかったら泣けてくるやつですよね(笑)。
太田:私も「楽しんでますか?」っていうのと、あとは「後悔してないですか?」かな。後悔しながら生きたくないなって、ある時期からすごく思うようになったので。
――そう思うようになったのは、何かきっかけがあったんですか?
太田:あるオーディションで全部出し切れなくって落ちてしまったんです。それから思うようになりました。全力を出して落ちたらそれはしょうがないけど、出せなかったら後悔するなって。
――作品のポイントには“過去を思い出す”という要素もありますが、今だから話せる、前はあまり思い出したくなかったかなっていうエピソードがあれば教えてください。
谷口:AKB48のオーディションのとき、いつも通りの普段着でお兄ちゃんのお下がりを着て会場に行ったら、周りの女の子たちはみんなかわいいワンピースとかアイドルらしい服装をしていたので、自分は何でお兄ちゃんのお下がりを着てしまったんだって後悔したことはありますね。思い出したくない過去です(笑)。
太田:私は小学生時代のことなんですけど、給食をちょっとだけ残しちゃったときは、お皿とお皿の間に挟んで隠してたんです(笑)。そうしたらあるとき先生にバレてしまって、それから食べ終わったときは私だけ先生のチェックを受けてからじゃないと片付けちゃダメってシステムに変わってしまいました(笑)。
岩立:私は、小さなことなんですけど、AKB48に入ってからおでこを出すのがすごく嫌だったんです。ずっと前髪で隠し続けて5,6年やってきたんですけど、あるきっかけで前髪を伸ばし始めたんですよ。そうしたら「前髪ない方が似合うね」って言われることが多くて、あの5,6年は何だったんだろうって(笑)。そう思ったら昔の生写真とか、自分がSNSに載せていた写真も恥ずかしく思えてきちゃって(笑)。
――そのきっかけというのは?
岩立:メーク中にたまたま前髪を分けてたんですよ。そうしたら、みーおん(向井地美音)だったかな?「(前髪を)伸ばしてもかわいいですね」みたいなことを言われて。その日から伸ばし始めたので、もう1年以上経ちましたね。
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