演出家・大宮エリーの「スナックエリー」に、松尾スズキら豪華メンバーが来店!!　

芸能一般

2010/10/30 09:00

「木下部長とボク」(日本テレビ系)や「Room Of King」(フジ系)の脚本、総合演出をはじめ、映画監督、舞台、出版など幅広い分野で活動する大宮エリーが、ウイスキーグラスを片手に本音を語る「スナックエリー」を開店。あるときはバーを舞台に、またあるときは自宅や出張先のビジネスホテルで、大宮が開店する「スナックエリー」での一夜が、インターネットの動画共有サービス「Ustream（ユーストリーム）」で配信されている。「スナックエリー」には、これまで、ムッシュかまやつ＆南こうせつ、ドランクドラゴン・鈴木拓、南海キャンディーズ・山里亮太、一青窈といった豪華ゲストを迎えている。今回は、大物ゲスト・松尾スズキが来店の夜に潜入。大宮にインタビューを行った。

――「スナックエリー」を始めたきっかけは？

事務所に頂くお手紙で、作品の感想の最後に「飲みに行きませんか」「連絡ください」ってケータイの番号とアドレスがよく書いてあるんですけど、それぞれと連絡取って「初めまして」はちょっとねぇ…（笑）。でも、いっぺんにみんなで飲めたらいいなと思っていたら、ユーストリーム（以下、略ユースト）のことを聞いたんです。スナックはずっとやりたいと思っていて、OL時代、銀座のママに「スナック力があるから、こっち側来なさい」って誘われたことがあるんです。当時の上司に「いやあ、それはまずいだろ」って言われて、副業はやめましたけど(笑)。そんなこともあって、臨時ママでユーストでお店を持ったら面白いかなと思って、そこにみんな来てくださいって話にしたんです。

――開店してみて反響はいかがですか？

開店前にユーストで“只今、準備中”と流していると、「行く準備しているよ」って100人くらいが待っていてくれて、それがだんだん増えて、開店すると200人くらいがどっと来てくれる。こんな狭いところに200人はすごいですよね。30分に1回、乾杯するルールにして、みんなで乾杯している気持ちでグラスをガチンとやると、みんなもガチン、ガチンと言って（書き込んで）くれるんです。それが、from仙台とか、from博多、札幌とか、日本全国の方々といま乾杯できるんです。わたしとみんなもだけど、みんな同士も乾杯できるから、「きょうも来たんですね」って常連のお客さん同士が会話されてて横のつながりもできたりしていて。面白いですよね。

――日本全国から遊びに行けるバーってすごいです。

本当に、自分がこう好きに飲んでいて、見に来てくださる方がいるっていうのはすごい不思議ですね。うれしいし、私、さみしくないって思います。ゲストのお客さんもさみしい人ばっかり来るから(笑)。拓（鈴木拓）ちゃんなんて、「おれなんて、別に居なくてもいいんすよ。塚っちゃん(塚地武雅)がやってますから」って言うし(笑)。それに、山ちゃん(山里亮太)とかね。そういう人たちと飲んでいるから、お客さんもちょっとそういう部分を持った人たちが来てくれているんじゃないかなっていう気がしていて。だから、みんなで肩を寄せ合って、ジメジメと生きていこうってね(笑)。

――来店されるゲストも豪華ですよね。

第1回の時、たまたまユーストを見ていた南こうせつさんとムッシュかまやつさんが来ちゃったの。その時、わたしが「寸止めな人だよね、こうせつさん」って言ったら、「寸止めザワールド～、寸止めザチルドレン」なんて歌っちゃったりして。こうせつさんが後で見て、「おれ、すげー酔ってたね」って言ってましたけど(笑)。大人な遊びだなと思いますよね。そういうのを許してくれるっていうのは。拓ちゃんと山ちゃんに、あんなにスポットライトが当たることもないだろうし。きょう来てくださる松尾スズキさんや、一青窈ちゃん、RIP SLYMEのSUさん、こんな卑屈な私なのに、飲みに行きたいって声掛けてくれてうれしかったです。

――今後やってみたい企画は？

お客さんが「そんなにハイボールが好きだったら、（山梨の）家の近所に(ウイスキーの)工場があるから見学に来たら」って言ってくれて。バスツアーとかやってみたらって話になったんです。行きたい人は“はい”ってつぶやいてと言ったら、結構な数の返事が来たので、11月の後半あたりにバスツアーやろうと思ってるんです。わたしがバスガイドです。それと、この前、博多で出張依頼があったんです。KBCラジオ放送局の方に誘っていただいてコラボしました。コラボも面白いですね。博多の人たちが温かくて、これを全国でやれたら面白いなと思いました。呼んでくれる人いたら、全国に出張したいですね。とにかく、一緒に飲みたいっていう人がいる限り、ずっと続けたいですね。片や小説書きたかったり、映画撮りたいって言ってるのに、こんな飲んでていいのかっていうのもあるんですけど、大事な活動としてやっていきたいと思っています。健康診断受けようかなって思ってるんですけどね(笑)。