考える学問研究的アニメオタク
――今期の作品では、「ブギーポップは笑わない」「revisions リヴィジョンズ」が推しアニメということで。
「ブギーポップ」は兄がラノベ厨でもあったので、原作から好きだったんです。20年前の小説で、これも年齢によって感じ方が変わる作品ですね。初めて読んだのは確か小学生の頃でしたから。
――小学生が読むにしては重い小説ですね。
哲学的ですね。そういうのが好きみたいで、難しいと思いながら一生懸命読んでいたんですが、今のアニメ化を見てやっと分かってきた部分もたくさんあります。ブギーポップ役の悠木碧さんの演技は素敵ですね。あまり抑揚のない喋りなんですが、見せ場になるとその抑揚のなさが逆にすごく良いんですよね。ブギーポップが今どんな思考をしているのかとか、どんどん深くに引っ張られていくような感じです。
――お話を伺っていると、アニメを学問のように捉えていますね。
性格なんだと思います。見て「面白い」じゃなくて、「どうして面白い」のかを考えてしまうんですよ。「リヴィジョンズ」はNetflixに入っているので一気見できる環境にあるんですが、考察を楽しむために、ぐっと見るのを我慢してますし。放送のリアルタイムで見たいというこだわりがあって。
――Netflixの利点が(笑)。何ですかそのこだわりは?
はてなブログを読むのが好きなんですよ。そこでテレビシリーズで楽しんでいるみんなと同じ時間を共有しながら、考察を進めていくのが楽しいんです。たまに一気見してネタバレを書いている方もいるから気を付けないといけませんが(笑)。