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フジテレビアナの話題の舞台開幕直前! 長野翼&斉藤舞子アナに独占インタビュー!

2010/11/02 12:41

フジテレビアナウンサーの朗読舞台がますますパワーアップ! 写真は前回公演「朗読Legend・宇治十帖」から
フジテレビアナウンサーの朗読舞台がますますパワーアップ! 写真は前回公演「朗読Legend・宇治十帖」から 写真=山之上雅信

11月5日(金)・6(土)の2日間で「朗読LegendII」が日本橋三井ホールにて公演される。フジテレビアナウンス室と演劇倶楽部『座』が手を組み、和の世界を朗読で表現する舞台だ。大好評だった昨年の「朗読Legend・宇治十帖」から1年、ことしは人形浄瑠璃のために書き下ろされた全11段の構成からなる「仮名手本忠臣蔵」を2時間に凝縮して上演。「仮名手本忠臣蔵」とは、人形浄瑠璃の三大傑作の一つで、元禄忠臣蔵をベースに大石内蔵助、浅野内匠頭、吉良上野介ら良く知られている登場人物を室町時代末期の「太平記」の世界に置き換えられた物語となっている。

加古川本蔵行国役の奥寺健アナは「(演出家の)壤晴彦さんが、日本の言葉とか“和”みたいなメッセージをすごく出したい方で、それがアナウンサーの本来大事にすべき物と価値観がすごく近いということでコンビネーションができたんです」と今作の経緯を語る。昨年に引き続き、演劇倶楽部『座』との共演に「去年は、我々アナウンサーがちょっぴり”お客さん”で優しく育ててもらった感じでしたが、今回は演出家の壤晴彦さんから細かく指導が入って、次のステップに行ったのかもしれません」と自信をみせる。さらに、今作の見どころを「これまではアナウンサーはアナウンサーで組ませていたんですけど、たまたまなのか、今回は我々アナウンサーと座の俳優さんが同じ平場に立ってやっています。これはものすごく面白い!」とアピールする。

早野勘平の妻・おかるを演じる長野翼アナは自身の役柄を「一途に愛を貫いた夫を仇討で亡くし、父親も亡くしてしまう最終的には悲しい役どころですが、一人の人を想えたということは幸せなんじゃないかと思っています」と分析。また、「ニュースは客観的にどれだけ事実を正確に伝えるかということを求められますが、朗読には答えが無いですね。演じる人によってまったく違ってきますし、お客さんがどう感じるかも、十人十色、まったく違うので難しいです」と語る。慣れない言葉遣いには「声に出してみると何か自分の物じゃなく、まだ掴みきれてない。それは、まだ私がおかるを掴み切れていなくて、字面を追っているだけなんですよね。私が自然に『さらばでござんす』とかいう言葉が出るぐらいまで高めたいと思っているところです」と苦労しているようす。「今まで何度も朗読舞台には出ましたけど、『ちょっとこの壁は越えられないかもしれない』とくじけそうになるぐらい厳しいです。要求されるレベルが去年よりもはるかに高くて、(稽古で)自分の番が来るのが怖いんですよ。家には主人もいるので、あんまり(朗読の練習を)聞かせたくないです。恥ずかしいなって(笑)。だからトイレやお風呂の中で練習して見せないようにしています」と自宅ではひそかに自主練していることを明かした。見どころを「一つ一つの言葉の感情と同時に音の美しさっていうものを表現できたらと思っています。そして、おかるという女性の生き方を私がどう表現できるかというところ。現代には当てはまりにくいかも知れないですが、当てはまるものかもしれない侍に嫁いだ妻としての美学や価値観を感じ取ってもらえたらなと思います」と意気込んだ。

天皇家などの使者を接待する御馳走役を務める大名・桃井若狭之介安近を演じる斉藤舞子アナは「朗読には何回も参加しているんですが、今までナレーションを担当することが多く、役をいただくのは初めてですね」と意外な告白。その初めての役が男性役で「男兄弟で育ったんですけど、全然男っぽくないんですよ。それに普段の声が高いので自分の声が定まらなくて、毎回声のトーンが変わっちゃうんです。低くても声が出ないし、でも軽々しく声を出しても若狭之介の性格に合わないしで…。アナウンサーって感情を入れずに、自分の気持ちを(言葉に)乗せたりはしないから(芝居は)難しいですね。俳優さんってすごいなって改めて思いましたね」とアナウンサーと役者の違いを再認識。一番の心配事は「『この人ちょっと大根だな』って思われてないかが気になります。大根役者だって思われる恐怖があるんです」と笑う。役柄を「若狭之介の性格って、短気な男の子なんです。でも私、短気じゃなくてイラッと来る感情がないので、どういう風に朗読に込めて、音に乗せて話せば伝わるんだろうか試行錯誤中ですね」と役作りにも熱心だ。劇中では、先輩の奥寺アナが家臣ということで「『詞(ことば)を背くか、サア、なんと』っていうセリフを目をみて演じるんですが、つい目を背けてしまう。会社の上司に命令系というのはちょっと抵抗があります。『奥寺さんすいません』って(笑)」と先輩アナへの気遣いも忘れない。最後に「私って結構笑っていることの方が多くて、あんまり真剣な顔をしたことがないんです。でも、若狭之介を演じている時の『この野郎っ』ていう表情や(男らしい)歩き方、座り方とかに挑戦しているところも見てほしい。あと、いかに相手を真っ直ぐ見ながら、目だけを本に落とす練習をいつしやろうかなと考えています(笑)」と役の見どころを熱く語った。

本番に向けて、日々稽古に励むアナウンサーたちの朗読舞台、その成果は日本橋にて!

この記事はWEBザテレビジョン編集部が制作しています。

フジテレビアナウンサー・演劇倶楽部『座』
朗読Legend(伝説)II「仮名手本忠臣蔵」
2010年11月5日(金)①昼1:00 ②夜6:30
2010年11月6日(土)①昼1:00 ②夜6:00

前売り5000円、当日5500円

日本橋三井ホール(東京都中央区日本橋室町2-2-1COREDO室町5F)

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