玉木宏が「ハゲタカ」スピンオフ作品で町工場を救うヒーローに
原作者・真山仁のコメント
M&Aは、あなたの街でも起きるかもしれない。世界を股にかけた大企業間による買収合戦が、M&Aというイメージがあります。しかし、実際は中小企業でも、頻繁にM&Aが起きています。
「ハゲタカ」シリーズを書く以上、そうした小さくはあるが身近で、より多くの当事者にとってエモーショナルな買収・再生劇を書きたい…というのが、「スパイラル」を執筆した動機です。
そして、日本屈指と言われる事業再生家の芝野健夫が、大手の再生よりもはるかに難易度の高い中小企業の買収・再生と葛藤する姿は、これからますます日本中で起きる“現実”となります。
そんな作品がドラマ化されるのは、驚きであり、感動でもありました。登場人物全てが当事者となる企業の生き残り劇に、ハッピーエンドはあるのか。今からドラマが楽しみでなりません。
田辺勇人プロデューサーのコメント
主演を務めるのは多くのドラマ・映画で圧倒的な存在感を示し、テレビ東京連続ドラマ初主演となる玉木宏さん。熱い信念と優しさを持ち、町工場の危機を救うために笑いながら、泣きながら日々奮闘する企業再生家を玉木さんがどのように演じてくださるのか私自身とても楽しみです。視聴者の皆さんにも注目していただければと思います!
笑顔のため、主人公で企業再生家の芝野や、小さな町工場で働く登場人物たちは大きな壁にぶち当たりながらも、一つの思いを胸にひたすらもがきながら何度でも立ち上がり、そのピンチを乗り越えていきます。
取材に基づいた日本の町工場の技術やモノ作りの魂を描きながら、「挑戦することの意義」「家族の愛情」「人との絆」など、ふと見失ってしまいがちな日常にシンプルなメッセージを込め、女性の方にも肩肘張らずに見てもらえる感情移入しやすいドラマを目指します。
平成から新しい時代に変わろうとしているこのときに、変わらないものの大切さに気付いたり、忘れていたものを思い出したり、また明日も頑張っていこうと思ったり、誰かの心の隙間に寄り添えるドラマになるよう、キャスト・スタッフ全員で熱く、楽しく撮影に臨みたいと思っています。