――春からはツアーが始まりますが、今回一気に26曲増えたことで、セットリストを決めるのも大変そうですね。
Nakajin:『Eye』が50分、『Lip』が1時間なので、この2枚の全曲をやるだけでもう2時間近くなっちゃいますね(笑)。
Saori:でも、ようやく大変ってところまで来たなって感じですね。最初のころはリリースしてる曲が少なすぎて、それはそれで大変で。初めてのワンマンのときなんか、まだ7曲しかなかったから。
Fukase:2曲目にやった「虹の戦争」を2回やらなかったっけ?
Saori:で、「次の曲で最後です」って言ったら、「え〜!」じゃなくて、「えっ!?」って本当に驚かれて(笑)。なので、そこからちょっとずつちょっとずつ増えて、ようやく「あの曲やってほしかった〜」っていうのが生まれるくらいの曲数になったなっていう。
Fukase:カラオケとか行って、この店全然うちらの曲入ってないんだなと思うと、実は全曲入ってたとか(笑)。
Nakajin:それあるよね。
Fukase:あるあるですよ(笑)。あれ? まだこれだけ!?みたいな。
Saori:他のアーティストさんを見て、こんなに何ページもあるじゃん!ってなるよね。
Nakajin:カラオケも今回の2枚で結構増えたんじゃないかと(笑)。
――ツアーについては現状どんなものをイメージしていますか?
Fukase:今回は……うーん……どうなんだろう。ちょっと、怖い?
Saori:少なくとも今までとはちょっと違った感じじゃないかな?
――Fukaseさんのおっしゃった、怖いというのは?
Fukase:怖いものになると思うんですよね。
Saori:怖いのかなぁ?
DJ LOVE:ちょっと怖い。
Saori:でもさ、こういうふうにインタビューで話しても、やってくうちにちょっと違っていったりするじゃん?
Fukase:そういうときもある。でも、今の気持ちを聞かれてるから。
Saori:そっか。今の気持ちだと、自分たちがイメージする感じとしては、ちょっと怖い感じです。
Fukase:明るいイメージがないというか。
Nakajin:怖いと言ってもホラー的な怖さではなくて。
Fukase:そうそう。
Nakajin:ホラーじゃなくて、サスペンス寄り?
DJ LOVE:サスペンスって言うと、途中誰かから血が流れるのかな、みたいな。
Nakajin:ああ〜。じゃあ、ちょっと違うかぁ。
Fukase:Nakajinが急に倒れるとかね(笑)。
Nakajin:違う。サスペンスじゃない(笑)。
DJ LOVE:ただ、ゾクリとくるものはあるかなとは思います。
Fukase:そうですね。これまでのSEKAI NO OWARIの中でも新しい感じになると思うんですよね。僕らはファンタジーというものをライブでも、もちろん前の『Tree』というアルバムでも表現してきたけど、次のライブがファンタジーかと言われたら……。ファンタジーじゃないわけじゃないんですけど、少しもメルヘンチックではない。よね?
Nakajin:うん。何だろう、無機質っぽいのかなぁ?
Fukase:そうだ、未来的。“無機質ファンタジー”って感じです。
Saori:今は、ね。
Fukase:そう、今は、です(笑)。
この記事の関連情報はこちら(WEBサイト ザテレビジョン)