――コウタファイヤーさんが、今のようなキャラクターになったきっかけは?
コウタ:僕が前のコンビでボケをやってるとき、ネタ中に相方のボタンを外しながら「すごぉ~い」ってたまたまやってみたら、めちゃくちゃウケて。
でも考えてみたら、僕が中学の頃から(このキャラの)予兆があって、「ハァ~」とか「フワァ~」とか言ってたんですよ。
チカト:中学の頃からヤバイやつじゃん(笑)。
コウタ:中学校時代の友達と集まったときに、「あのキャラ、完全におまえだな。変わってないな」って言われました(笑)。
チカト:そういえば、営業ですごいスベって、会場に笑顔が一つもない日があったんですけど、ネタ終わったときに「コウタくん」っていう声が聞こえてきて…。
コウタ:「〇〇中の〇〇コウタくーん!」って呼ばれて、「え?」って思って見たら、かわいい女の子が4人くらいいたんです。舞台が終わった後に司会の方にお願いして、(その女の子たちを)連れてきてもらったら、中学の同級生でした。つまり僕は、同級生の前でめちゃくちゃスベったんです。しかも、中学で一番かわいい子だったんです…。
チカト:しかもですよ、同級生なんだから「久しぶり!」みたいな感じで話せばいいのに、かわいいからって敬語で話し始めて。で、その子がいなくなった瞬間に、「あいつさぁ」ってかっこつけ始めたんです。
コウタ:それは違う! 会話の最後で「合コンセッティングしてくれないかな…」って男を見せた瞬間、「じゃあね!」って去ってしまったんです。そこから後はずっと悪口ですよ(笑)。
チカト:そのあと、コウタの携帯の検索履歴見たら、その子の名前入ってました。
コウタ:おい、やめろ!(笑)
――では、お二人の今後の目標を教えてください。
チカト:賞レースですね。「M-1(グランプリ)」(テレビ朝日系)で結果を残したいです。
コウタ:2年連続3回戦止まりなので、せめて準々決勝に進みたいです。あとはバイトを半分にしたい。今はMAXで週7なんですよ。二人ともバイトを2つ掛け持ちしているので、一人1つずつにしたいですね。
チカト:あと、ひげを脱毛したいです!
コウタ:意味分かんないですよね。こいつ、ボイトレも通い始めたんです。「何で通い始めたの?」って聞いたら、音痴だからカラオケで絶対「あっち行け」ってやられるのがつらいんだって…。僕も同じ経験があるので、「行って来い!」って言ってしまいました。でも、そのあと、今度は「ダンス教室通うわ」って言い始めて。本当に意味が分からない…。
チカト:ダンスできたらかっこいいじゃん(笑)。
コウタ:その上、ひげ脱毛でしょ?
チカト:ひげは舞台のためです! 僕、ひげが濃いから「顔色が悪い」ってよく言われるんです。ひげそり負けもひどいし。僕らのネタって、顔を近付けてしゃべることが多いんですけど、テレビでネタをやるときに顔を近付けると、カメラがよけるんですよね。
コウタ:僕はウルヴァリンと呼んでいます(笑)。コンビを組んで、初めて顔を近くで見た時、「うわぁ、カビだ!」って思いましたからね。楽屋に到着すると、すぐひげをそり始めるんですよ。僕がトイレに行って、他の芸人さんとお話しして、40分後に楽屋に戻っても、まだひげそってます。
チカト:なかなか納得いかなくて。これはひげ濃くないと分からない悩みですよね…ここだけの話、明日脱毛の予約してます。
この記事の関連情報はこちら(WEBサイト ザテレビジョン)