以前も東條英機を演じた経験のあるたけしは、出演に当たって「東京裁判は何度も見てるシーンだから、ちょっとね、やりやすいんだかなんだか…あまりに現物を見てるから、『本当に似てるかな』とそっちの方を考えちゃいました。あと『何言ってるか分かんない』と東條が怒るシーンも、きっと一般の人も印象に残ってるから、自分が似てないと言われるのはやだなと。似てるのも変だけど(笑)」とコメント。
また、鶴瓶との共演については「(自分の)頭たたくのが鶴瓶って聞いて笑っちゃったんだよ! コントじゃないかと(笑)。でも見事メークで違う人になってたからよかった。このシーンはちょっと面白そうだね」と期待を込めた。
一方、鶴瓶は「たけしさんが完全に東條英機だから、こっちも完全に乗り移ってやろうかなと思ってやりました。(頭をたたくシーンは)大川周明やからたたけるんですよ! (自分じゃ)たけしさんはたたかれへん! でもお兄さん(たけし)喜んでましたよ、コントみたいって。一発パーンたたいて、えらい音がなったんですよ(笑)」と振り返った。
さらに、2人と同じく東京裁判のシーンに登場する広田弘毅役のリリー・フランキーからもコメントが到着。
リリーは「若い頃に映画で見た『東京裁判』と同じ場所にいるというのが…自分がまさか東京裁判にいるというのが不思議でした。たった1日(の撮影)でしたけど、同じ日にたけしさん、鶴瓶さんとご一緒できて、ちょっと二日酔いで来て体がだるかったんですけど、2人のヅラを見た瞬間に体が元気になりました(笑)」と明かす。
続けて「実際にあった話なんですけど、あの2人でやると実話を越えちゃいますよね。でも皆さんすごくいいもの作られている、そういうエネルギーに満ちている現場だったので出来上がりが楽しみです」と力強く語った。
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