“間”を埋める演技に挑戦
――上川さんの気遣いを特に感じたエピソードを教えてください。
僕スリッパって好きじゃなくて。脱げてしまったり、階段が降りにくかったりするので、現場で用意していただいていたのに、履かずにいたんです。靴下一枚で現場を歩いていたら、上川さんが「あなたずっと靴下のままでいたの!? 風邪引くよ」と声を掛けてくださったりとか。
――結局スリッパはどうされたんですか?
すぐ履きました(笑)。上川さんは優しいので、僕の前に(スリッパを)わざわざ持ってきてくださるかもしれないので。
――撮影現場の雰囲気はいかがですか?
アドリブ力が試される現場です。現場で生まれてくるものもありますし、橋本一監督から「自由に演技していいよ」と言われているので、アドリブや台本に書いていない“間”を埋める演技に、頑張ってトライしています。
上川さんは、随所に入れるアドリブが全部「執事言葉」なんです。そのアドリブに僕もうまく対応できたりすると、お芝居のキャッチボールがしっかりできている感じがしてうれしくなります。今、とても楽しく撮影させていただいています!