’11年2月11日(金)から公開される映画「太平洋の奇跡 フォックスと呼ばれた男」の製作報告会見が11月9日、都内で行われ、出演者の竹野内豊、ショーン・マクゴーウァン、井上真央、山田孝之と、監督の平山秀幸、脚本を手掛けたチェリン・グラックらが登壇した。
同作は、実話に基づく感動の戦争映画。太平洋戦争中のサイパン島で孤軍奮闘した日本兵の姿を描く。
“フォックス”と呼ばれた大場栄大尉役の竹野内は、タイでのロケについて「想像を絶する過酷さでした。日中、体感温度が40度以上まで上がる中でのロケが続きました。でも、現場での気持ちを大事に取り組んだことを思い出します」と振り返った。役作りに当たって、実際にサイパン島や、愛知にある大場大尉のお墓参りにも行ったらしく「何か手掛かりが欲しいと思って、大場さんのご実家で話を聞きました。たばことお酒が好きで、とにかく寡黙で行動ですべてを示す人だったみたいです。大場さんになれる訳はないけど、どこか追いかけてました」と、熱い思いを語った。
民間人の少女、青野千恵子役の井上も、タイのロケに参加したそうで「わたしも大変でしたが、大場大尉と、兵士さんたちが、誰よりも大変だったんだろうなと思いました。特に、会うたびにみるみるやせていく大尉が心配でした」と打ち明けると、木谷敏男曹長役の山田も「(竹野内が)どんどんやつれていって、目がギョロギョロしていって、大丈夫だろうかと心配しておりました」とコメント。周りから気にされていた竹野内は「太りたくても太れない。ペットボトル10本飲んでも、全部汗で出ちゃうから」と、壮絶な撮影の内容を明かした。
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