――綾小路葵を演じる上で心掛けていたことはありましたか?
由緒ある家柄の跡取りってどんな雰囲気で、どんな振る舞い方をするんだろうってところをイメージしながら、どんなときも毅然としている感じや肝が据わっている感じや、どんな言葉遣いや話し方をすれば彼の家柄の良さを自然に見せることができるのかを心掛けていました。そうやって綾小路葵像を自分の中で作っていく作業がとても楽しかったです。
――葵は華道をやっていますが、佐野さんは華道経験はあったんですか?
今までやったことがなかったんですけど、やってみるとすごく面白いと思いました。一つ一つの所作がとてもきれいなんですよね。あと、花を活けるというのは、自然と心が落ち着いていくものなんだな~って。いい勉強になりました。
――劇中ではクスクス笑ってしまうような場面がいくつもありますが、コミカルな演技をする場面の撮影はいかがでしたか?
「伝説の王子選手権」の椅子取りゲームのシーンは、みんながマジになっている感じがすごく面白かったです(笑)。
あと、コミカルなシーンを撮影するときは、自分の中でコミカルなものをどこまでコミカルにやるのか、コミカルなものをどう真面目にやるのかというさじ加減は心掛けました。コミカルなものって真面目にやることによって、より面白さが増したりするじゃないですか。
特に“Team生徒会”の立ち位置は、他のチームよりもコミカルなキャラクターを見せることで映えると思っていたので、コミカルな場面でもふざけすぎずにきっちりやること、狙い過ぎないでやるというのは気を付けました。
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