「絶対正義」範子が「後妻業」小夜子を上回る“ヤバい女”に
山口紗弥加「私たちは変わることを絶対に恐れない! そんな心境です(笑)」
覚悟して見てください。きっと、予想だにしない最後が待ち受けている…かもしれません。
心理サスペンスが、たまにホラー、たまにヒューマン、と姿を変えてきたように、一筋縄ではいかないのがこの作品の個性であり、賛否を自由に楽しんでいただくのもまた醍醐味だろうと思います。
ただ、私はこのラストに震えました。私たちは変わることを絶対に恐れない! そんな心境です(笑)。
美村里江「反面教師的だった登場人物たちの結末を、どうぞお見守りください」
最終話の内容は、出演者全員誰も予想していなかった結末になっています。私も正直、“イヤミス”というカテゴリーからは外れたと思ったので、原作ファンの方からするとこの終わり方はどういうふうに見えるのかなと…。
演じてきた身からしても、これはリアルにあり得るのかということは結構皆で悩み、監督ともご相談をして、もうひとアプローチをして仕上げに入った感じでしたので、視聴者の方々にどのように受け取っていただけるのかは未知数です。
と、こんなこと言うと見るのが不安になると思いますが(笑)、それを逆に楽しみにしていただければと思います。反面教師的だった今回の登場人物たちの結末を、どうぞお見守りください。
片瀬那奈「1分1秒を見逃さないで見てほしい。まばたき厳禁かな」
こんなに最後の最後まで展開が分からないドラマもあまりないと思うので、とにかく1分1秒を見逃さないで見てほしいというのが一番です。本当にそれこそまばたき厳禁かな(笑)。
ドラマのキャッチフレーズにあった“全シーンクライマックス”という、まさにそれに相応しい内容になったと思います。
個人的には、ここまで最終話について考えた作品はなかったです。自信を持ってお届けできると思います。
桜井ユキ「皆の中にあったものが雪解けのように…」
第1話以降ずっと、範子の正義に対しての不信感みたいなものが描かれていて、正義って何なのか? 友情の中での正義は何なのか? というものがドラマ後半に進むにつれ、少しずつ皮がむけていくようでした。それが最終話で明らかになるというよりも、皆の中にあったものが雪解けのように自然と溶けていく感覚がありました。過激なシーンも多かったですが、最終話の過激ながらもゆるやかに溶けていく感じは、観て下さっている方にも心に残る何かになっているのでは、と思います。
田中みな実「私にとっては、さまざまなことがふに落ちる結末となりました」
視聴者の皆さんもドラマをご覧になるうちに、「最後はどうなるの?」と、未だ展開が見えていないのではと思うのですが、私たちも台本をいただくまで、同じ気持ちでした。
その結果、想像もつかなかった結末になり、最後の最後まですべてご覧いただいた後、視聴者の皆さんがどのような感想をお持ちになるのか楽しみです。
私にとっては、さまざまなことがふに落ちる結末となりました。
白石聖「ある意味、アナザーストーリー」
最終話はまさかのどんでん返しが待っています。原作を読んだ時に私が感じたモヤモヤした気持ち、(登場人物に対する)あの時こうしていればよかったのに…という思いが、ドラマではかなえられているように思えます。
皆のわだかまりがなくなって、ある意味アナザーストーリーと言いますか、新しい話につながる展開が待っています。
いい意味で視聴者の皆さんを最後まで裏切るすてきな作品だと思いました。