「塩バニラみたいな作品です」村瀬歩&堀江瞬が語る新アニメ「さらざんまい」の魅力
周りのキャラクターとどう関係を築いていくか、過程を楽しみながら演じる
――お二人が演じられているキャラクターについて教えてください。
村瀬歩:僕が演じる一稀は、自罰的な傾向がある男の子。「さらざんまい」のテーマの一つに “つながり”というキーワードがあると感じているのですが、いろいろなことを抱えやすく、自己犠牲の精神を持つ彼が、周りのキャラクターとどう関係を築いていくのか、その過程を僕自身も楽しみながら演じました。
堀江瞬:メガネをかけていて、外見だけなら真面目でおとなしそうな燕太ですが、意外と活発。一稀とは反対に自分の気持ちを明らかにして、人にぶつけることもできる素直な男の子で、困っている人に手を差し伸べる優しさも持っています。演じるにあたって、燕太は巻き込まれるタイプの人間なので、演技プランをしっかりと固めるよりも、その場の気持ちを大事にしました。
――演じる時の気持ちを教えてください。
村瀬:声優としてこれまでたくさんのキャラクターを演じてきましたが、役になりきって声を出しやすいと感じることがあります。ただ、一稀に関しては少し違って、「分かる」という感覚です。オリジナル作品なのでアフレコ中には物語の全容は分からないのですが、一稀の役回りや、一稀に求められることを理解することができるんですね。多分、僕が幾原作品を昔から好きだからというのがその理由です。
――一稀と村瀬さんご自身とを比べて、似ているところはありますか。
村瀬:客観的に比べると、あまり似ていないですね。彼は何かを求めるときに遠慮しているのですが、僕は割と積極的なので。
堀江:僕は、燕太を演じるのが楽しいです。彼は自分の気持ちに正直なので、とても演じやすいです。ただ、村瀬さんとは違って、僕は燕太に求められる着地点を直感的には把握できていなかったので、毎回、手探りでのアフレコではありました。
4月11日(木)スタート
毎週木曜夜0:55 フジテレビほか
※放送日時は変更する場合がございます
<スタッフ>
原作:イクニラッパー 監督:幾原邦彦
アニメーション制作:MAPPA/ラパントラック
シリーズ構成:幾原邦彦・内海照子
キャラクター原案:ミギー
キャラクターデザイン・総作画監督:石川佳代子
コンセプトデザイン:柴田勝紀
美術監督:藤井綾香 スタジオPablo
音楽:橋本由香利
<キャスト>
矢逆一稀:村瀬歩 久慈悠:内山昂輝
陣内燕太:堀江瞬 ケッピ:諏訪部順一
新星玲央:宮野真守 阿久津真武:細谷佳正
矢逆春河:釘宮理恵 久慈 誓:津田健次郎
陣内音寧:伊瀬茉莉也 吾妻サラ:少女式ヱリス・帝子
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【Twitter】@sarazanmai
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