柴咲コウ、「普段言えないことを代弁してくれた」主婦役に没頭

2019/04/10 18:55 配信

ドラマ

主演・柴咲コウ

主演・柴咲コウ

3月27日(水)、福岡のT・ジョイ博多で柴咲コウ主演ドラマ「連続ドラマW 坂の途中の家」(4月27日スタート、毎週土曜夜10:00~11:00 WOWOWプライム)の舞台あいさつ付き特別試写会が開催された。

原作は直木賞作家・角田光代の“家庭に潜む究極の心理サスペンス”と評された同名小説。

柴咲演じる専業主婦の里沙子は、わが子を虐待死させた女性の裁判に補充裁判員として参加。最初は激しい嫌悪感を抱く里沙子だが、裁判を通して被告と自分の人生を重ね合わせ、次第に翻弄されていく姿が描かれる。

特別試写会には、主演の柴咲コウと脚本を手がけた篠﨑絵里子が登壇。会場は博多駅直結の映画館で、テレビ作品としては日本初となるドルビーシネマスクリーンにて4KHDR上映を実施。ドレッシーで華やかなワンピースに身を包んだ柴咲がステージに現われると、会場に詰めかけた300人を超える観客から、大きな歓声が上がった。

脚本家の篠﨑は、Twitterで見かけた、ある女性が描いた育児漫画を意識したという。「子育て中のお母さんが追い込まれているあまりにも孤独な状態に、自分でも驚くほど涙があふれてしまって。とにかくお母さんたちが一人じゃないんだと伝える作品をつくらなくては」と考え、誰に頼まれるでもなく「坂の途中の家」を映像化するための企画書を書き始めたことを明かした。

その脚本を受けて主演を務めた柴咲は、「6話分の脚本を夢中になって一気に読んでしまいました」と魅了されたという。

「里沙子を演じていて最も印象的だったセリフは、『自分にはできない』という否定的な言葉。しかしよく考えてみると、里沙子はその言葉を言いたくて言っているようには思えなくて。里沙子が飲み込んで、自分のものにしてしまった過程が想像できて、胸が苦しくなりました」とコメント。深く役に入り込んで里沙子を演じ切った様子を滲ませた。

さらに、自ら歌と作詞を手がけた主題歌「silence」に話が及ぶと、「自分が“底辺”にいる様子をイメージしました。底辺にいるからこそ、世の中の喧騒から離れて、かえって凪のような静けさが広がっているのではないかと考えて作りました」と制作時のエピソードも披露。

「重たいシーンが続きますが、自分で言いたいけれど、普段は飲み込んでしまって言えないことを代弁してくれるような物語になっています。ぜひ作品をご堪能ください」と福岡の観客を前に、舞台あいさつを締めくくった。

「連続ドラマW 坂の途中の家」
4月27日(土)スタート
毎週土曜夜10:00-11:00
WOWOWプライムで放送
※全6話(第1話無料放送)

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