優しさの見せ方が上手なんです
――今作より加入された塚地武雅(玉垣松夫役)さんの印象を教えてください。
速水:僕たちが現場に入った時には、すでに塚地さんも溶け込んでいらっしゃいました。1つのチームになっているというか。
鈴木:塚地さんは先輩なので、むしろ「よろしくお願いします!」という感じです(苦笑)。小日向(文世)さんやでんでんさんがおのおの好きな話をしている中、塚地さんはしっかりと聞き手になっていらっしゃって。それでいて、ご自分のお話もしっかりとして、チームを盛り上げてくださる。
速水:こういう現場だから、塚地さんも固くならずにスッと入れた印象はありますね。
鈴木:優しさの見せ方が皆さん上手なんです。目に見える優しい気遣いじゃなくて、目に見えない部分でチームとして結束していくいい方法を、それぞれが持っていらっしゃるんです。
――有希子の信条である「“マル裸”にする」にちなんで、例えばお互いを丸裸にするならどんなことが知りたいですか?
速水:撮影現場以外でも、鈴木さんからはたまに連絡をいただくこともありまして。“食”の話なのですが、「あの料理、どうやって作るんだっけ?」とかよく聞かれます(笑)。
鈴木:キントリのメンバーは、撮影中もそれ以外でも全員“マル裸”で接していますよ(笑)。普段から聞きたいことを聞いて、しゃべりたいことを話して。隠し事は一切しないというか。
速水:不思議と自然体で入り込めるんですよね。良い意味で自由なんです。