DISH//アルバムをリリース!「自分たちの音楽を好きであることって、演る側としても大切だと思う」
匠海とは声質もギターのプレイも真逆なんです(矢部)
――北村さんと矢部さんといえば、DISH//の中でもそれぞれ歌とコーラス、さらには共にギターを担当と共通点も多いですよね。前作からの2年半の間で、自分のパートであったり、お互いに対しての感じ方なんかにも変化はありましたか?
矢部:そうですね。僕の場合は、この2年半の間に自分の中でも歌の感覚が変わってきて。特に舞台をやらせていただいてからは、そこでの歌唱指導によって自分の歌も180度変わったし、歌の表現に対する考え方も変わったんですよね。だから、今回、自分がメインをもらったパートでは歌い方が前作とは全く違ってると思うし、ハモるときも今まで以上に匠海に寄せて歌うことを意識しました。でも、匠海は演技を長い間やってるから表現力がすごくて……。そこが一番大変です(苦笑)。
北村:でも、逆を言えば僕は技術がないので、歌で戦うところと言ったら正直そこしかないんですよね(苦笑)。ボイトレとかもやってますけど、それよりも感覚的なことの方が大きいので。
――歌へのアプローチは全然違う?
矢部:違いますね。声質も全く違うし。
北村:うん、違うね。歌う前とかに昌暉が発声練習をしてるのをよく見るんですけど、僕は発声練習をしたときの方が調子が悪かったりします(笑)。
矢部:ギターの弾き方もタイプが真逆で。感覚や感情の匠海で、理論や技術の昌暉って感じなんです。
北村:確かに。僕は全然ギターソロのアプローチとかできないし……。タイプが違うから面白いよね。
――そういう2人がいるからDISH//の音楽の面白さが表現できるんでしょうね。
北村:本当そうだと思います。特に今回のアルバムは、僕ら2人もそうだし、DISH//としても今やれることはとにかく全部出し切った感があります。
矢部:そうだね。今のDISH//の全てはぶつけられたんじゃないかな。
「Junkfood Junction」発売中 ソニー・ミュージックレコーズ 3000円(通常盤)
収録曲●This Wonderful World/僕たちがやりました/勝手にMy SOUL/へんてこ/理由のない恋ほか全14曲