――双子という設定だけに、「こんなところを楽しんでほしい」という部分はありますか?
きっと、どこかで二人が対面するんじゃないですか(笑)。勇吾が圭吾に扮(ふん)して悪さをする、なんて場面も出てくるかもしれません。里美をめぐっての激しい対立もあるかも…。
――素の藤ヶ谷さんは圭吾と勇吾のどちらに近いですか?
弟の圭吾に比べ、兄の勇吾の方が精神年齢が低い感じで演じているので、良いか悪いか分かりませんけど、きっと勇吾だと思います。勇吾は思ったことは何でも言うし、やりたいことも我慢しないし、したいことがあればすぐ行動に移しますし。自分の行動を振り返ると、ほぼ勇吾ですね(笑)。
――ところで、藤ヶ谷さんはKis-My-Ft2のメンバーとしてアーティスト活動をしていますし、バラエティー番組でも活躍しています。俳優業はどういう気持ちで取り組んでいますか?
とにかく、もっと演技の経験を積みたいです。この現場でありがたいのは、高橋克典さんや石黒賢さんなどキャリアのある方の胸を借りてお芝居ができることです。これまでいろいろな現場で、さまざまな経験をされているので、「こういうときはどう対応したんですか?」と伺うと、ためになるアドバイスをくださるんです。
――今回は双子を演じていますが、もし藤ヶ谷さんが双子だったら?
きっと仲はいいんじゃないかな…。両方とも芸能活動をしていたら、バラエティー班と俳優班にしっかり分かれて活動したいです。二人で同じことをやっていたら、自分たちだけでなく見ている人もこんがらがっちゃうでしょうから。
ライブはそのとき出たい方が出演するか、前半と後半に分かれて出るか、臨機応変にできたら(笑)。二人とも別の仕事をしていたら、恋人にもう一人を合わせ、どちらが自分の彼氏なのか分かるか確かめたいですね(笑)。
――圭吾と勇吾は顔こそ同じですが、性格は正反対です。藤ヶ谷さんにも驚くような一面ってありますか?
もし今の仕事をしていなかったら、幼稚園の先生になりたかったです。資格だけでも取りたかったんですけど、10代のころから芸能活動をしていたので、物理的に難しくて諦めました。
今回、公園でロケをしていたとき、幼稚園の子供たちや小学生の子たちが遊びにくると、それだけで癒やされてましたね(笑)。ヘラヘラしている僕を見て、スタッフさんたちも「子供、好きなんだ!」と驚いていました。
――意外性があり、藤ヶ谷さんに親近感が沸く方も多くいると思います。
デビュー当時から、キスマイのライブでは会場のテンションが上がるようみんなを煽っていたし、攻めの姿勢で臨んできたので、子供が好きなんていうとイメージが崩れるかもなんて、以前は勝手に思い込んでいたんです。でも、いろんな活動をさせてもらう中で、もっと素の自分をさらけ出していいのかな、と思うようになりました。
俳優としても、今回は一人二役も初、本格的な心理サスペンスも初、刑事役も初と“初めてづくし”なんです。真摯な気持ちを忘れることなく、果敢にいろいろな役柄に挑戦してステップアップしていけたらと思っています。
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