劇団・スタジオライフが、萩尾望都氏のSF世界を表現！
劇団スタジオライフが’11年2月5日（土）より東京・池袋あうるすぽっとで上演開始する舞台「11人いる！」と、12月22日（水）以降名古屋から始まる漫画家・萩尾望都氏の原画展の製作発表会が11月26日、都内で行われ、萩尾氏と脚本・演出を手掛ける倉田淳氏のトークショーと、舞台出演者たちによる会見があった。
同舞台は、'09年にデビュー40周年を迎えた萩尾氏の代表的なSF作品「11人いる！」を、男優だけで構成されている劇団・スタジオライフによる上演が決定。10人が1組となり、53日間の宇宙飛行する宇宙大学の入学試験で、宇宙船・白号には、どういう訳か、11人が乗り込んでいた。それをきっかけにして、白号の受験生たちは、次々と不可解なアクシデントに巻き込まれてしまうというストーリー。今回は、代々木アニメーション学院の協力を得て、ハリウッド並みの特殊メイクと、宇宙を表現するための舞台上のスクリーンには、コンピューターグラフィックを使った迫力ある映像が映し出されることでも注目が集まる。
倉田氏は「舞台化させていただくことができて、本当に幸せ。たぶん、けいこを一番、待ち望んでいるのは、わたくし自身じゃないかなと思っています（笑）。台本はできてないんですけど、心だけは走り出しています」と興奮気味。
出演者で、タダトス・レーン役を務める山本芳樹は「今の時点で、この作品が舞台でどうなるのかっていうのが、想像もつかなくて…。その分、どうやって作られるのか非常に楽しみなところです。萩尾先生の素晴らしい作品の世界と、スタジオライフが持っている世界が、いい化学反応を起こして、うまくコラボレーションできれば」と意気込みを語り、Wキャストで同役を演じる松本慎也は「試験会場となる宇宙船では、閉鎖された密室空間における集団心理という、演じる側にとっては、これほど面白い遊び場はないっていうくらい燃えるシチュエーション。見に来てくれたお客様には、ドキドキ、ハラハラしながら目の前で繰り広げられる極限状態の人間のぶつかり合いを楽しんでほしい」とPRした。
また、バセスカ役の青木隆敏は「王様という地位の役柄は初めての挑戦なので、ドキドキしていますが…威厳のある態度と高貴なオーラをきちんとまとえるように、萩尾先生の（作品の）登場人物らしく繊細な心理描写も忘れずに演じたい」と会場を笑わせ、同じ役を演じる曽世海司は「僕にとっても、演じてきた中で一番、位の高い役。ついに、王様までのぼりつめたのかという思いがあります（笑）。もともとSF好きなものですから、読んだ時の衝撃と感動は忘れられません。ずっとやりたいなと思っていた作品に参加できて、ワクワクしています」と喜びを語った。
この記事はWEBザテレビジョン編集部が制作しています。
【東京公演】
2011年2月5日（土）～28日（月）
池袋あうるすぽっと
【名古屋公演】
2011年3月19日（土）・20日（日）
名鉄ホール
【大阪公演】
2011年3月26日（土）・27日（日）
梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ
※各プレイガイドで12月26日（日）より一般発売開始
「萩尾望都原画展」
【名古屋会場】
12月22日（水）～2011年1月3日（月）
名古屋三越栄店7階催物会場
【福岡会場】
2011年1月24日（月）～3月13日（日）
福岡アジア美術館
