このたび公開された写真で奈緒が握り締めているのは、磐音が江戸勤番を終えて藩に戻った際、奈緒のために持ち帰ってきた土産の“南天の匂い袋”。
その匂い袋を大事そうに握り締める姿に、磐音を思う気持ちの強さ、いちずさが表れている。
上品な色使いの上品な着物に身を包んだ写真では、そのまなざしから磐音のことを思い、何かを憂うような、心配そうな表情を表している。
そんな美しくもきれいないでたちとは打って変わって、お家断絶となり苦難の生活を余儀なくされ、古びた着物を身にまとった写真では、匂い袋をすがるように固く握り締め、髪を結い上げるきれいなかんざしもない。目を閉じたその姿からは、磐音と二度と会えない気持ちが伝わってくる…。
悲しい事件を機に、奈緒の境遇や生き方はどう変化していくのか、取り巻く環境が変化する中でも揺らぐことがなく、磐音を思う奈緒の強さ、いちずな思いにも注目が集まる。
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