コンビ仲、すこぶる良好! 品川庄司、初の漫才ツアー好評開催中
「楽しみながら漫才をやりたいなぁっていう思いは強くなってるかもしれない」(品川)
――先ほど品川さんがおっしゃっていた「M-1グランプリ」に向けて打ち込んでいた時期というのは、2000年代前半ごろだと思うんですが、その時期と比べて、品川庄司の漫才のスタイルや漫才観は変わってきているのでしょうか?
品川祐「根本は変わらないですけど、『M-1』って、例えば著作権の関係でありものの楽曲が使えないとか、いろいろ決め事があるじゃないですか。でも単独ライブだったら、漫才中に何を歌ったって、何ならBGMをかけたっていいわけですよ。ネタの尺にしても、1分で終わってもいいし、20分のネタがあってもいいだろうし、そのへんの自由度はありますよね」
庄司智春「『M-1』に向けて頑張ってた頃は、もう二人とも人生を懸けるくらいの覚悟で、お互いにピリピリしてましたからね。絶対に間違えちゃいけない、1ミリもテンポを崩しちゃいけないっていう漫才をやってましたから。今の漫才の方が、お互いリラックスしてできているのかなって思います」
品川「そういう意味じゃ、今は楽しみながら漫才をやりたいなぁっていう思いは強くなってるかもしれないです。歳も歳ですし。今回のツアーのネタ合わせも、1カ月前から始めましたからね。なかなか覚えられないんですよ」
庄司「老いです、老い(笑)」
――老いを感じるんですか!?
品川「バリバリ感じてますよ」
庄司「とにかくセリフの覚えが…」
――(笑)。今回、全国どの会場も150席程度のキャパシティーなんですが、これはお客さんに近くで漫才を見てもらいたいという意識の表れなのかなと…。
品川「そういう意識はないです。完全に集客の問題、お客さんの“入り”の問題ですね。確実に席が埋まるであろう規模の会場を選びました(笑)」
庄司「最初はキャパ40(席)の所でやろうって言ってましたからね(笑)。でも、確かにお客さんと近いっていうのはいいですよね。僕らがデビュー当時に出てたのが銀座7丁目劇場っていう、180くらいのキャパの劇場だったんですけど、その感覚に近いかもしれないです」
――ツアー中の楽しみは?
品川「こいつと二人ですからね…でも、広島あたりで、さしで呑むっていうのも面白いかな。呑みながら『お客さんが少なかった』ってケンカして、仲悪くなって、最終日の東京公演が全然つまんなくなっちゃう、みたいな(笑)」
庄司「そうなったら早急に“住みます芸人”(※各都道府県に在住して活動するよしもと芸人)を呼んで、中和させたいと思います(笑)」
出演:品川庄司
【岡山公演】
5月3日(金・祝) 昼4:30開場/昼5:00開演
岡山シンフォニーホール イベントホール
【広島公演】
5月4日(土・祝) 昼4:30開場/昼5:00開演
広島市南区民文化センター スタジオ
【福島公演】
5月11日(土) 昼4:30開場/昼5:00開演
いわき芸術文化交流館アリオス 小劇場
【仙台公演】
5月12日(日) 昼4:30開場/昼5:00開演
仙台市戦災復興記念館 記念ホール
【大阪公演】
6月15日(土) 時間未定
道頓堀ZAZA HOUSE
【東京公演】
6月16日(日) 時間未定
シアター代官山
料金:前売3800円/当日4000円
問合せ:チケットよしもと 0570-550-100
http://yoshimoto.funity.jp/