――ダイエットと言えば、田中さんは相当ストイックですよね。13歳でのデビューから16年間、ずっと体形維持をしているのはすごいと思います。
田中:ストイックでしたね。
――過去形ですか?
田中:今はあまり(苦笑)。最近は食べたいときに、食べたいものを気にせず食べています。タピオカドリンクが好き過ぎて、今、週5くらいで飲んでいるし。私が一番頑張ったのはモーニング娘。に加入してからの10代半ばのときで、何も食べないダイエットをしてました。
彦摩呂:一番ダメなヤツや~。
田中:半年で7キロくらい落ちたんですよ。それでも普通に踊れるし、頭もボーとしないし、自分では全然大丈夫だったんですが、そのうち食べないことにメンバーやスタッフさんからものすごく怒られだして。でも、そのときの私は自分を磨くことに必死だったんですよね。「痩せなきゃダメだ!」って。
私の感覚ですけど、テレビに映ると横に膨張して見えるので、それがすごく嫌だったんです。テレビに映った自分がかわいく見えるなら、痩せて良かったと思えるなら、そんなムチャなダイエットも苦ではなかったんですよね。
何も食べないのが逆に楽しい、みたいになっていて、体重がどんどん減っていくのが楽しかったんですよ。今同じことはできないですけど、当時はガムやアメ1つも口にしない。先輩から「いる?」と聞かれても断ってしまうくらいストイックでした。
彦摩呂:じゃあ、何を食べてたの?
田中:飲み物だけで補う感じです。丸1日、本当に飲み物だけ。食べるときは、夜にサラダくらいでした。でも、食べないと体の成長に良くないし、「女の子としての体もできないよ」と怒られたのもあって、それから少しずつ食べ始めた感じです。それでも急には食べたくなくて、8枚切りの薄い食パン。
それをめっちゃカリカリに焼いて、すっごい時間をかけて噛んで食べるんですよ。ベーグルを朝、昼、夜にちょびちょび分けながら食べたりもしてました。
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