劇団クロムモリブデンの久保貫太郎ユニットに、女優・松本紀保が参戦!

2019/05/14 13:02 配信

芸能一般

松本、村上はじめ個性的な役者がそろった

松本、村上はじめ個性的な役者がそろった

舞台、映像、CMで活躍中の役者・久保貫太郎が、新しいユニット・久保と人間を旗揚げ。女優・松本紀保をはじめ、劇団猫のホテルの村上航、劇団悪い芝居の山崎彬ら注目のキャストで「やまいだれにやまいだれ」を新宿・サンモールスタジオで5月14日(火)から上演する。脚本・演出は久保が最も信頼する劇団クロムモリブデン(活動休止中)のアオキヒデキ。新ユニットを立ち上げた久保とヒロイン役の松本に話を聞いた。

役者として活躍中の久保が舞台作品をプロデュースするにあたり、いろいろな思いがあったという。

「23年役者をやってきて、演劇の事は大分わかったようなつもりでいたのですが、実際にプロデュースをやってみて、私は、23年間なにをやっていたんだ、何もわかっちゃいなかったな、と ちょっぴり恥ずかしい気持ちになりました(笑)。公演も、チラシなども世間に何千とある物ではありますが、その一つ一つにこれだけのいろいろなプロセスが詰まっているのだなと、身をもって体感しています。ふと気づけば、役者として稽古をしている時が一番リラックスできている事に最近気づきました。また普段の立場とは反対側に回ってみて、改めて役者という仕事を客観的に見る事ができましたし、その経験をまた役者業にいかしていけるという意味でも、大きな経験だと思っています。あと昨年夏から半年以上準備してきたので、早く本番をやりたくて仕方がないです!(笑)」

公演への強い思いがある中、キャスティングも久保自身が声がけをしていった。

「基本的に、私が以前からご一緒したかった、他の舞台で見ていたり共演した際に心を奪われた役者さんにお声がけし、お集まりいただきました。最初は3人程の少人数の芝居を企画してましたが、“あの方ともこの方ともご一緒したい!”と 次第に増えていき、最終的に7人となりました。 僕は色気のある役者さんが大好きで、今回のメンバーもそれぞれ独特の色気を持っている方々だと思います。自分が組み合わせを決めて、頭の中でセッションを繰り返していた役者さんたちが、いざ集まって最初に稽古をした時はとても緊張しましましたし、最初の休憩中に稽古場がシーンとしていた時は、“あれ、もしかして皆さん性格あわないのかなぁ…”と、とてもハラハラしました。役者だけをやっている時は、シーンとしていても全く気にならないのですが(笑)。ちなみに、今は皆とっても仲良しです。

 紀保さんとは、昨春の松本紀保さんのプロデュース公演に出させていただいた際に、いつか自分もプロデュースをやりたいので、その時は出てもらえないですか!とお願いをしたのですが、思っているよりも早く公演が実現したので、お願いがまだ生乾きのうちに『お願いします!』と思い切ってお声がけをしたら『まさかこんなに早く!?』 とビックリされましたが、快く引き受けてくださいました。今までの紀保さんのイメージとは少し違う、アオキヒデキだからこそ出せる、紀保さんの魅力を引き出せたらと思っています。毎日稽古場で変なセリフを言っている紀保さんを見ているとおかしくてたまりませんし、ご本人もその経験を楽しんでいらっしゃるようで良かったです。紀保さんは自身のプロデュースの時とは違い、いつも一歩引いて穏やかな笑顔で周りをいい空気にしてくださっていますが、先輩プロデューサーとして、そっとアドバイスもしてくださったりもするので、その部分もとても感謝しています。

村上航さんは舞台『俺節』で共演した際、情念漂う演技と、その真反対の真摯な人柄に引き込まれ、いつか絶対にご一緒したいと決めていました。出ていただけると決まった時『やった!』と家で叫び倒したのを覚えています。航さんがいるだけで、稽古場に不思議な安心感が生まれます。たまにお休みだったりする日は、心細さすら感じたりもします。芝居においても、発電機のように場を回転させたり、文鎮のように鎮めたりしてくださるので、本当に欠かせない存在です。

山崎彬くんも、航さんとはまた違った、野性的な色気があり、以前から大好きな役者さんだったのですが、面識がなく、たまたまあるイベント公演でご一緒した際、すごく気さくでフレンドリーな方だったので、勢いを借りてオファーしました。彬くんにはいつもの男性的な色気を、他の危険な色気に変えて出してもらえたらと思っています」

久保の熱い思いを、松本はどう受け取ったのだろうか?

「面白いものを創るという情熱は変わらず、そこにプロデューサーとして、客観的な意見を常に発信されているということが違いかもしれません。初めてのお客様一人一人にどう見えるのかということを考えられているなあと感じます。稽古場の空気もしめつつ、ユーモアを忘れない。全身全霊で挑まれている姿を見ていると、私達も良いもの創っていくぞ!と奮い立ちます!」とこちらもやる気に満ちているようす。

 今回の初プロデュース以降、「久保と人間」は続く予定ですか?久保さん。

「やりたい事が多すぎて困っています。観劇していても映画を見ていても、役者オンリーだった頃とは少し視点が違い、やりたい企画、できそうな事、ご一緒したい方を常に探しながら見るようになりました。ご一緒したいのに面識がない方には、強引に挨拶しに行って、無理やり知り合いになろうとしたりしています(笑)。これからの「久保と人間」の活動にも、是非ご期待下さい!」

 ちなみに、ユニット名の由来は…?

「最初は自分の名前をもじって『クボカンパニー』という団体名でしたが、ある日ノートに書かれた『久保と人間』という文字を発見し、これはいい!と思い、命名しました。誰が書いたか全く分からないので、パラレルワールドの自分からのメッセージかな?とも思ったのですが、おそらく自分が寝ぼけながら書いたのだと思います(笑)。その都度、久保と誰かしら人間によって、今後も作品を作り続けていきたいと思っています。あと、誤解されがちですが、久保も人間です」

アオキ独特の一風変わった会話劇は、5月19日(日)まで。

久保貫太郎プロデュース 久保と人間「やまいだれにやまいだれ」
期間:5月14日(火)~19日(日)
会場:サンモールスタジオ
公式サイト= http:// //kubokanpany0515.wixsite.com/ningen