鈴木「このツアーだけでなく、日本武道館公演もそうだったんですけど、打ち合わせのときに『こういうのがやりたい!』って説明すると、だいたい『それはちょっと出来ないよ』って大人の方々に言われるんですよ。でも、その言葉を待っていましたって思う自分がいた(笑)。こんなにいろんな現場を経験されてきた方々が『それはちょっと出来ないかな』と言うっていうことは、『まだ誰もやっていないのかも』と思ってワクワクしちゃうんですよ。その言葉を引き出すために打ち合わせを行っている感じでしたね。あと、このツアータイトルの“PARALLEL DATE”には、最後には必ず現実に戻って帰ってもらうっていうテーマがありました。途中途中をデート風のVTRで繋いで続けていく演出や、ファンの方にどうやって現実に戻ってもらうか、起承転結がつくにはどうしたらいいのかを考えるのがすごく楽しかったです。伝わった時にすごく喜びがあったので、今回のDVDを作るときも、カメラ割とかを見させてもらって『こっちの方が伝わるかな』ってチェックさせてもらいました。目線とか。ツアーに来ていただいた方がライブ後にSNSとかで『愛理ちゃんとデートしてきたよ!』ってつぶやく人が多かったので、その現象がDVDでも起こるといいなって思います」
鈴木「『通学ベクトル☂』は最初の時、つんく♂さんにスタンドマイクをどう上手く使うかっていう指導をされていたことしか頭になかったんです。マイクをこっちに向けないといけない、ここでクラップをしなくちゃいけないって作業というか、『上手く歌わなきゃいけない』みたいなところがやっぱり多かったんですけど、今は純粋に楽しめています。一番最初にもらえた大事な楽曲の1つとして、すごく楽しめているなって」
鈴木「場所の話とかよりも、鈴木愛理として何を表現していくのが面白いのかというところで、何をするにもエンターテイメントでありたいなっていう思いがあります。ツアーで『これやれそう!』とか、『この人に曲を書いてもらえたらな』『このデザイナーさんとコラボしてみたいな』とか。そういうことにアンテナを張るようにしています。もちろん、叶えられていない目標の方がまだ多いので、今は何が叶っても『ありがとうございます』っていう感じです。なので、常に貪欲でいきたいなって思っています」
鈴木「毎回私のライブは非日常を味わってもらいたいっていうのがテーマとしてあります。あと、ライブの内容に関わってくるグッズも出すつもりで進めているので、グッズにも注目していただきたいです。既存曲の予習はもちろんなんですが、どんなに予習しても絶対についてこられない新曲もたくさんあるので、しっかりと新曲を頭に残すメモリは残してライブに来てもらいたいなと思います。やっぱり会社とかでは大きい声なんて出せないから、ぜひ会場で思う存分ストレスを発散してください!」
鈴木「最初に聞いたときは『想像よりも早いタイミングで来たな』と思ったので緊張しちゃったんですけど、でも、いただいた機会なので絶対に成功させたい! すでに打ち合わせ段階で、楽しいライブになるだろうなっていう想像が膨らんでいるので、逃げる私を逃さないために、ライブに来てもらいたいと思います。鈴木愛理を捕まえに来てください! 意味深(笑)」
profile●鈴木愛理(すずき・あいり)=1994年4月12日生まれ、25歳。千葉県出身、B型
宮澤祐介
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