山本耕史、二階堂ふみ&亀梨和也と三角関係に落ちる暴力団員役に
山本耕史のコメント
――台本を読んだ感想を教えてください。
登場人物それぞれが抱える動機や思惑が複雑に絡み合っているストーリーだなと思いました。僕が演じる牧田も、自分の望んでいないところでヤクザ同士の抗争に巻き込まれていく。
そんな人間関係が複雑に交錯しているからこそ、メインキャラクターたちが貫く一直線のエネルギーが効いていると思いますね。特に二階堂さん、亀梨くんの二本柱がハッキリしていて、彼らのぶれない思いがすごくかっこいいんです。
――牧田勲というキャラクターはいかがですか?
ソフトな顔立ちなのでヤクザ役を演じる機会は多くないんですが、牧田役のオファーをいただき、「(僕という俳優を)そういうふうに見ていただけているんだな」と感じられてうれしかったです。
今放送中のドラマ「きのう何食べた?」(テレビ東京系)ではゲイの役。振り幅のある、いろんな役をやらせていただけることを非常にありがたく思っています。
――姫川玲子との関係についてはいかがですか?
実際にあったらロマンチックだけどね…。ドラマだからこその設定だとは思うけれど、捜査員とヤクザが引かれ合ってしまうという“禁断の関係”が現実にないとは言い切れないし、「ロミオとジュリエット」のような結ばれない恋を感じるととても切ないですよね。
今の時代、ケータイもあるし、街中ですれ違う切なさは表現できないんです。だからこそ、こういうかせがあったほうが視聴者の方も心を奪われるんじゃないかな。越えられない垣根があるからこそ、胸を締め付けるものがあると思うんです。
――二階堂ふみさんとの共演はいかがですか?
かわいいよね(笑)。そして目がすごい! きれいで深くて、不思議な目なんです。見ていると吸い込まれそうになるというか。24歳と聞いてびっくりしましたけど、大人の魅力を醸し出せる女優さんですし、秀でている何かを感じますね。
――視聴者へのメッセージをお願いします。
亀梨くんとの関係を追いたいところだと思うんですが(笑)。禁断の愛を描く「インビジブルレイン」は大人の雰囲気が漂う物語になっていますし、女性らしい姫川の一面、目の奥にある彼女の心の動きを感じていただけると思いますね。
姫川、菊田、牧田の三角関係が描かれるけれど、もし100人いたら100人が菊田を選ぶんじゃないかな…。だって、亀梨くんかっこいいもん(笑)。姫川と菊田のシーンを「へえ、こういう会話してるんだ」ってはたから見ているのが面白いんです(笑)。