バトル後、般若の「3年半ありがとうございました。(バトルの勝敗は)どっちでもいいよ!」という言葉を受け、Zeebraが「審査を聞くのは野暮だと思います。そう思う人?」と観客へ問いかける。
大きな拍手でそれに応えた観客、ステージ上のラッパーたち、そして5人の審査員の満場一致で、最後のバトルの審査は行われないことに。日本のHIP HOPシーン究極の一戦は、こうして幕を閉じた。
そして、般若に“ラスボス”を託されたR-指定は、「もっと俺ラップ上手いねんなぁ…」と、突然実現した憧れの存在・般若とのバトルに若干の悔しさをにじませる場面も。
続けて「般若さんは、アーティストとしての仕事も超忙しいし、俳優もやっていてという中で、『フリースタイルダンジョン』という一度自分が足を洗ったような戦いの場で、若手でバリバリやっているヤツと毎回初対面で(バトルを)やらされるわけですよ。
そのキツさは同じラッパーだったらよく分かるというか。例えば自分が知らないような若手に、あらかじめ用意してきたようなことを言われたりしても(ラスボスとして)戦うんですよ。
俺は戦って負けてる般若さんの姿も、全部かっこよくてすごい好きで。このステージの1回の負けで何かが変わるわけではないんですけど、負けても戦い続ける、何回でも立ち上がるっていう姿勢をずっと見させてもらいました。
今日いきなりこんな熱い試合を用意していただいて、俺の中では(バトルを通して)全部気持ちを伝えたつもりなんですけど、『これからラスボスとしてもっと厳しい戦いがあるんだろうな』という覚悟ができました。
とにかく、ファンとしてもいちラッパーとしても一人の男としても、ありがたい経験をさせてもらいました。般若さんありがとうございました」と、般若への止めどない思いを語り尽くした。
なお、このバトルの模様は「Abemaビデオ」にて7日間、無料で視聴可能。今後も語り継がれるであろう名勝負を見逃した人は、ぜひこの機会に目撃しておこう。
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