賀来賢人、尊敬する吉田鋼太郎は「ダンディーでいい匂いがする」
ここで言っておこうと思って(笑)
――逆に、ちょっと意外な部分を発見されたりはしましたか?
意外ではないんですけど、今回分かったのは、いい匂いがするなってこと(笑)。鋼太郎さんってイタリア人のようなダンディーでいい匂いがするんですよ。これは視聴者の方には伝わらないかもしれないので、ここで言っておこうと思って(笑)。
――賀来さんも思わずほれちゃいますね。
そうです! 格好いい大人の色気が漂っていました。鋼太郎さんは包容力もあるし、優しいし、仕事モードに入るとクッとなるし…本当に格好いいです!
――今度、鋼太郎さんとガッツリ共演する機会があるとしたら、どんな役で共演したいですか?
最初が親子で、次が刑事と犯人でしょ。あ、それこそ中尾(明慶)さんが演じられていた蒼井の部下・矢部みたいな感じで、僕が部下、鋼太郎さんが上司という関係で共演してみたいですね。すごく楽しそうな予感がします。
――ちなみに、榊はずっと抑えてきた殺人衝動を解き放つという役どころですが、賀来さん自身が今抑えている衝動は何かありますか?
「東京から離れたい!」という衝動です。移住ではなく、海とか外国とか「1回どこかへ旅に出かけたい」という欲が最近強いんですよ。もともと旅とかは好きじゃなかったんですけどね。
ただ、最近はありがたいことに忙しくさせていただいて、アウトプットが続いているので、ちょっと息抜きしてインプットする時間も必要だなって。ただ、なかなか休めない!(笑)。
だから、今は衝動を抑えながら、「いつかすごい旅をしてやる!」という思いをモチベーションに、仕事を頑張っています。
――では最後に、「死命」の見どころと、絶対に見てほしいシーンを教えてください。
どのシーンもドキドキハラハラするサスペンス作品であると同時に、人間ドラマとしてのスケールが大きいので、見た後に考えさせられる作品になっていると思います。
特に、鋼太郎さんと僕が面と向かって対話するシーンは、時間的には本当に短いけれど、自分が最も集中したシーン。“あっちがこう来たら、僕はこう返そう”という理屈が通用しなかったシーンというか、記憶があいまいなくらい集中できたシーンでした。そのシーンが視聴者の皆さんにどう届くのか、とても楽しみです。