<白い巨塔>財前五郎(岡田准一)、命の尊厳を問う最期の闘い! 控訴審で真実が明らかに
5月22日から5夜連続で放送されている岡田准一主演のドラマスペシャル「白い巨塔」(夜9:00-11:10放送、テレビ朝日系)が、5月26日(日)放送の第五夜でついに完結する。
山崎豊子不朽の同名小説を原作に、物語の設定を2019年に置き換え“令和最初の大型ドラマ”として復活した本作は、岡田演じる浪速大学医学部第一外科・准教授の財前五郎が、自身の悲願である“教授の座”を目指してなりふり構わず邁進していく姿を映し出す。
今回は第四夜の振り返りとともに、第五夜の見どころを、数々の場面カットと合わせて紹介する。
まだまだ間に合う!第四夜をおさらい
第四夜は、ドイツの学会で手術のデモンストレーションを行った財前五郎(岡田准一)が、現地の医師たちに“神の手”と称賛され、外科医としての栄華を極めるところから始まった。
その頃、日本では詳しい検査をせぬまま財前が執刀した佐々木庸平(柳葉敏郎)が死亡。突然の死に疑問を抱く佐々木の妻・よし江(岸本加世子)と息子・庸一(向井康二)に、里見脩二(松山ケンイチ)は病理解剖を勧める。
病理学科の教授・大河内恒夫(岸部一徳)が解剖し、予想もしなかった肝不全が死亡の原因だと知った遺族は、弁護士・関口徹(斎藤工)と共に医療裁判を起こすことに。
帰国するやいなや、訴えられたことを知った財前は自分に落ち度はないと激高。担当医の柳原雅博(満島真之介)に術前検査や、術中に生検をしなかった事実、さらには真実が記されたカルテの改ざんを要求する。また、里見も“人の死”を謙虚に、そして厳粛に受け止めようとしない財前に憤りを隠せず…。
いよいよ始まった裁判では、財前や義父の財前又一(小林薫)の根回しによって、遺族の訴えは棄却されてしまう。そのため、事実を正直に証言した里見が浪速大学病院を去ることになる…という展開で第四夜は幕を閉じた。